LCC搭乗記(2) - タイガーエアウェイズ -

今回は、先週ご紹介した東南アジア・LCC搭乗記の続編をお届けします。

クアラルンプール⇒シンガポール間で搭乗したタイガーエアウェイズと、
クアラルンプール、シンガポール両空港のLCC専用ターミナルについて、
さらに、チケット購入時の注意事項や、各LCCの基本情報などもございますので、
今後LCCを利用してみたい、という方はぜひ参考にしてみてくださいね♪


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クアラルンプールでの滞在を終え、日本への帰路、
往路と同じく、シンガポールでの乗り継ぎとなります。

予定としては、日中のフライトでシンガポールへと移動し、
シンガポールでは、市内中心部へ出て少し観光した後、空港へ戻り、
日本航空のナイトフライトで日本へ帰国する、というプランです。


そこで、LCC3社の料金を比較してみたところ、
ジェットスター航空とエアアジアでは、朝早い時間帯と夜遅い時間帯で
往路と同じような格安の料金が設定されているのに比べ、
お昼のフライトは人気があるのか、かなり高めの料金設定でした。

それに対して、タイガーエアウェイズは、
お昼のフライトでも破格の料金、、、というより、WEB上での記載は
なんと‘0.00MYR’! (※MYR=マレーシアリンギット)

つまり、航空券代金が 無料(!) でした。


ただし、タイガーエアウェイズでは、受託手荷物がすべて有料となるため、
今回は「15kg以内の受託手荷物」を予約時のオプションで選択。
結果、32.00MYR(約860円)の追加料金がかかり、
空港税等を含めた総額は 94.50MYR(約2520円)になりました。

もしも、チェックイン時に預ける手荷物がなく、
機内持ち込み(7kg以内のキャリーバッグ1個まで)のみの場合は、
総額で 62.50MYR(約1670円)と、さらにリーズナブルに!

また、預ける荷物が15kgを超える場合には、重量に応じて、
 20kg ⇒  37.50MYR (約1000円)
 25kg ⇒  88.00MYR (約2350円)
 30kg ⇒ 176.00MYR (約4690円)
の追加料金が適用となります。


せっかく航空券代金が格安(・・・というかこの場合は無料)なのに、
追加料金がかさむのはイヤ、と思われるかもしれませんが、
受託手荷物のオプションは、必ずご予約時に申し込んでおくことをおすすめします。

なぜなら、予約時にこのオプションを選択せず、
搭乗の際にチェックインカウンターで直接申し込むと、
15kg以内の手荷物で、25SGD相当額が徴収されます。 (※SGD=シンガポールドル)
この金額は、あらかじめ予約時に申し込んだ場合のほぼ倍額です。

さらに、15kgを超える場合、
1kg毎に18SGD(約1210円)の加算となりますので、
たとえば預け入れ手荷物が20kgだとしたら、
受託手荷物の料金だけで、115SGD(約7680円)!
予約時に申し込んだ場合の7倍以上という高額になってしまいます。


ちなみに、ジェットスター航空の場合は、適用運賃により規定が異なり、
今回往路で利用したジェットセイバー(JetSaver)運賃では、20kgまで無料ですが、
ジェットセイバーライト(JetSaver Light)運賃の場合、
タイガーエアウェイズ同様、受託手荷物はすべて有料となります。

また、機内持ち込みは、ジェットセイバー、ジェットセイバーライトとも10kgまで無料です。


このようにLCCでは、通常は無料と考えてしまいがちなさまざまなサービスについて、
航空会社ごと、もしくは料金種別ごとに細かな規定がありますので、条件をよく確認し、
最終的な総額で今回の自分の旅行にとって、どの航空会社のどの料金がもっともオトクか、
慎重に判断する必要があると言えます。

結局、料金は往路より若干安いくらいでしたが、
他の2社よりはずっと安かったタイガーエアウェイズを利用することに決めました。


さて、料金に関する説明が長くなってしまいましたが、先週ご紹介しました通り、
タイガーエアウェイズは、クアラルンプール国際空港(KLIA)では、
LCC専用ターミナルに発着していますので、まずは市内からLCCターミナルへと向かいます。

通常の大手航空会社が発着するメインターミナルとはかなり離れていますので、
誤ってメインターミナルに行ってしまうと、時間によっては乗り遅れてしまいますので、
ご注意ください。

LCCターミナルへのアクセスとしては、タクシーのほか、
KLセントラル駅からシャトルバスも出ています。

タクシーの場合は、ドライバーに「LCCターミナル」、
もしくは「エアアジア」と言えば、間違いがないかと思います。
エアアジアは、マレーシアではそれくらい一般的な存在です。

一方、シャトルバスは、9MYR(約240円)とリーズナブル。
シャトルバスが出ているKLセントラル駅までタクシーで行く場合は
ドライバーにLCCターミナル行きのシャトルに乗ると伝えておくと、
バス乗り場へと直行してもらえるのでスムーズです。

KLセントラル駅を出発し、約1時間ほどでLCCターミナルに到着しました。

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LCCターミナルは、必要最低限の施設を備えた味気ないものを想像していましたが、
外観は意外に立派、さらにファーストフードや、カフェ、レストラン、チョコレートショップまであり、
多くの人で賑わっていました。

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ここはまさにエアアジアのホームタウンといった趣きで、
広々としたチェックインカウンターはほとんどがエアアジア。
しかもどのカウンターも長蛇の列です。

その脇に申し訳程度あるカウンターがエアアジア以外の航空会社。
今回搭乗するタイガーエアウェイズやフィリピンのセブパシフィック航空等のカウンターは
閑散としており、まったく並ぶことなく、スピーディにチェックインが行えました(苦笑)。

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入国審査やセキュリティチェックを抜けると、搭乗エリアです。
ゲート付近には免税店や両替所があり、こちらもなかなか機能的。

搭乗時刻が近づき、いよいよ搭乗ですが、LCCターミナルの場合、
通常ボーディングブリッジはありませんので、タラップを利用します。

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周辺にはエアアジアの機体がいくつか見られました。

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さて、タイガーエアウェイズの機内ですが、
ジェットスターのようなレザーシートではありませんでしたが、
全体的に新しく、清潔さが感じられて、好印象でした。

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客室乗務員は男性の姿が目立ち(たまたま?)、
私の中では「硬派なLCC」というイメージで記憶されることとなりました。


取りたてて何のサービスを受ける暇もなく、
飛行機はシンガポール・チャンギ空港のLCC専用ターミナル
(ここではバジェットターミナルと呼ばれます)に、ほぼ定刻に到着。

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建物を出ると、バジェットターミナルとメインターミナルを結ぶ
無料のシャトルバスの乗り場があります。

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数分後にやってきたシャトルバスに乗り、メインターミナルへ。
メインターミナル側の到着場所は、ターミナル2の地下フロアです。
エレベーターで地上に出ると、懐かしい風景、
数日前に乗り継ぎで訪れたチャンギ空港に戻ってきました。

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あとは、スカイトレインでターミナル1に移動するだけ。
日本航空のカウンターで成田行きフライトのチェックインをすればOKです。


乗継時間を利用してシンガポールの市内観光に出かける場合は、
ターミナル2・3に乗り入れているMRTが便利♪

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イーストウエストライン(East West Line)で、チャンギ空港から
約30分ほどのラッフルズプレイス(Raffles Place)駅で下車すれば、、、

こんな風景や、
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こんな風景とすぐに出会うことができます!
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たくさんのホーカーズ(屋台村)や、チャイナタウン、リトルインディア、
アラブ人街などがひしめくこの街でグルメを堪能するのもいいですね。

じゃまな手荷物は、ターミナル1の地下フロアなどにある
手荷物預かり所に置いてくるといいですよ。

または、空港内に映画館やスイミングプールまであるチャンギ空港で
出発までのんびり過ごすのもいいかもしれませんね。


さて、最後になりましたが、各LCCの情報を簡単にご紹介いたします。

LCCの予約は基本的に各LCCウェブサイトでの直販となっており、
英語サイトになりますが、日本へも就航しているジェットスター航空のみ
日本語サイトからの購入も可能です。


【ジェットスター航空】
 就航都市(シンガポール発着)
  ⇒ シェムリアップ、プノンペン、ヤンゴン、スラバヤ(Valuair運航)、
    プーケット、ペナン、マカオ、シドニー、メルボルン、ほか


【タイガーエアウェイズ】
 就航都市(シンガポール発着)
  ⇒ ランカウイ、クラビ(10/25~)、海口(海南島)、クチン、
    ホーチミン、ハノイ、バンガロール、チェンナイ、パース、ほか


【エアアジア】
 就航都市(クアラルンプール発着)
  ⇒ チェンマイ、ビエンチャン、ジョグジャカルタ、ブルネイ、
    桂林、コロンボ、ダッカ、ゴールドコースト(AirAsia X運航)、
    ロンドン(AirAsia X運航)、マレーシア国内各都市、ほか


(※)本記事中に記載の情報は、2009年8月8日現在のものです。
   ご利用条件および料金等は、変更となる場合がございます。
   なお、航空券代金は2009年5月2日現在のもので、
   ご出発日、ご利用便により料金は異なります。


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2週に渡ってお送りしたLCC搭乗記はいかがでしたでしょうか?

現在、日本に定期便を就航しているLCCには、成田⇔ケアンズ、ゴールドコースト、
関西⇔ゴールドコースト線を運航するジェットスター航空のほか、
関西⇔ソウル、北九州⇔ソウルを結ぶ韓国のチェジュ航空
関西⇔マニラを結ぶフィリピンのセブ・パシフィック航空があります。

また、日本航空は、運航経費の安い子会社のJALエクスプレスに
関西⇔上海、関西⇔杭州、成田⇔杭州線を移管したほか、
今冬には大韓航空が設立したLCC、韓国のジンエアーが関空に就航予定。
全日空もLCCを設立する計画があるようです。

ちなみに、ジェットスター航空は、カンタス航空の子会社、
タイガーエアウェイズは、シンガポール航空の子会社です。
大手航空会社の戦略にもLCCが入ってきていることがわかります。

今後は、エアアジアの長距離国際線部門・エアアジアX(エックス)の
日本就航が実現するかに要注目。

いよいよ日本を含む東アジア地域にもLCCの波がやってくるのかもしれませんね。
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by W_A_S | 2009-08-08 11:02 | 海外旅行  

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