<   2009年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 

常夏のフィリピンでジンベエザメと泳ぐ!(前編)

新型インフルエンザによる混乱もようやくおさまってきたようですね。
6~9月の夏の旅行シーズンに向けて、喜ばしいニュースです。

特に6月は、時期的に多くの地域で旅行に最適なシーズンを迎えているにもかかわらず、
料金的にはかなりお求めやすい航空券が(今年は特に!!)多数そろっていますので、
早めの夏休みを取って旅行に出かければ、ベストシーズンのご旅行が
オトクに満喫できますよ♪

目的地を決めるのに、WASスタッフによるこの旅行記もぜひ参考にしてみてくださいね!


さて、今週の旅行記ですが、舞台をアジアに移し、
「フィリピンでジンベエザメと泳ぐ!」旅です。

普段なかなか出会う機会のない動物たちと触れ合うのも旅行の醍醐味の1つですよね。
フィリピンではジンベエザメのほか、ボホール島のメガネザル・ターシャも愛嬌があり、人気。

それでは、大迫力の写真も必見の旅行記、さっそくどうぞ!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


4月上旬。
世間が新生活の空気に浮き立つ頃、お休みを頂いてフィリピンへと行ってまいりました。

今回の目的はただ一つ。
世界でも珍しい、野生のジンベエザメが一気に集まるというフィリピンの
ドンソールというところへ行って、ジンベエザメと泳ぐことです!

野生の生物なので、本当に会えるのかドキドキしつつ、行ってまいりました。


休み前で仕事がたまり、休暇前日遅くまでかかってなんとか仕事を終えて会社を出、
新橋駅のホームにたどり着いた途端、自分のe-チケットを出していない事に気付く私...。

お客様にはいつも「e-チケット忘れずにプリントアウトしていってくださいねっ!」とか
言っているくせに、自分の航空券を二の次にしていたせいで、
1ヶ月以上も前に発券していた航空券をプリントアウトするのを忘れていたのです。

e-チケットなので、なくても基本的には大丈夫なのですが、成田はまだしも
フィリピンの国内線はe-チケットがないことにより手続きに時間がかかったりしそうだし、
揉めたらいやなので持って行きたいところ。

慌てて会社に電話すると、運よく?今まさに帰ろうとしていた先輩が出てくれ、
家のパソコンに送ってもらえました。

皆さん、旅行の準備は早めにきちんとしましょうね...。


出発当日、日本航空午前便でマニラへ。

c0110871_2162449.jpg

なんにも荷物の準備をしてなかった私は結局徹夜で荷造りしたので、
機内はひたすら寝ていましたが、一緒に行った友人の話だと
機内食を写真で見せてくれてから選ばせてくれたそうで、味もとっても美味しかったそうです。
文字だけより内容がわかりやすいですし、いいサービスですよね!

成田からマニラはたったの4時間半。
短い休みには最適なのでお勧めです。

マニラに着くと暑くて仕方がない、かとおもいきや意外に涼しくて過ごしやすい!

宿を取っていなかったのでタクシーで前に泊まった事のある
ホテルに行ってもらい、フロントで部屋を申し込みました。
無事チェックインし、明日から行くドンソールという小さな村のホテルをとるために、
マニラの旅行会社へ向かいます。

まぁどうにかなるでしょう、といういつもの感覚で、
今回もたった5日間の旅行にも関わらず宿も何も取ってなかった私たち。
ドンソールなんて聞いた事ないようなところガラガラでしょう、と確かにたかをくくっておりました。

旅行会社(といってもマンションの一室で看板も何も出てないので
ノックするのに躊躇しましたが)で、ドンソールでのアレンジをお願いすると、
衝撃の一言が...。

「ちょうどこの週末がイースター休みで、どのリゾートも満室で全然取れないわ。」

ひゃ~、です。
うそ~、です。

そんなことすっかり忘れていました。
というか、頭に一欠けらも浮かんでませんでした。

なんとか1泊はビーチのホテルが取れたけど、
あとの2泊はビーチから少し離れた町のホテルにしましょう、
と提案してくれたので、とりあえずそれでお願いすることに。

皆さん、これだから旅行の準備は余裕をもってしましょうね...。


マニラからドンソールへ行くためのゲートの町、レガスピへは
1日1便フィリピン航空が飛んでいて、それ以外は現地の航空会社があるようですが
どちらも早朝の便のため、日本から同日では移動できません。

翌日朝に国内線ターミナルに向かい、先輩に送ってもらったe-チケットを胸を張ってだすと、
今度は係員の人が衝撃の一言を...。

オーバーブックで1席しかないから君達は飛行機に乗れない。」

こればっかりは私の準備不足ではありません。
オーバーブックの多い路線、と何かに書いてあったのである程度覚悟はできてましたが、
ほんとにオーバーブックとは。

なんとか友人の席をビジネスクラスに振り替えてもらい無事乗れましたが、
なんだか今回の旅行はいつもに増してゴタゴタが多い気がします。
宿、大丈夫かな...という不安が一瞬頭をよぎりましたが、
いやいや大丈夫。だと思う、と慌てて打ち消します。


朝6:40マニラ発のフライトだったのでレガスピに着いたのは07:40。

c0110871_2171672.jpg

マニラで申し込んだ旅行会社の人が迎えに来てくれて、
1時間ほどバンで走ってドンソールへ向かいました。

短い日程の旅行なので、レガスピからドンソールへ着くとそのまま
ジンベエザメスイムに連れて行ってもらうようにアレンジしておきました。
いよいよジンベエとご対面です。


さてここで『ジンベエザメと泳ぐ』とはどういうことをさすのかをご説明いたします。

まず、ドンソールのジンベエザメスイムのアレンジをしている
ツーリストセンターもしくは現地の旅行会社に依頼して船の予約を入れます。

c0110871_2185760.jpg

写真のような船に1艘あたり4~5人の旅行者を乗せ、
ガイドさん達が船を走らせながら船の上からジンベエの影を探してくれるので、
見つけると船を走らせジンベエの近くまで寄っていきます。

c0110871_1112464.jpg

ジンベエの進行方向前方に船を止めてくれるので、シュノーケル、マスク、フィンの
3点セットをつけてジャポンと海に飛び込みます。

あとはある程度距離を保ちながら泳ぐジンベエを観察する、といった感じです。


この日は私たちを入れて旅行者5人で船に乗り、
岸を出発して20分ほどでガイドさんたちがざわざわし始めました。

すぐに3点セットをつけろ!というので、高鳴る胸を押さえつつ、
フィンをつけて船の端に腰掛けて待ちます。

え、こんなにすぐに会えるものなの?
本当にこの近くにジンベエがいるの?と半ばパニック状態に!
あわわ、あわわしているうちにガイドさんが

「GO!!」

と合図して飛び込みました。

遅れないように付いて行くと目の前にばっと縞々の壁が!
ジンベエ~~~~~!

c0110871_11131837.jpg

本物です!!
すごい~~~!!!

実際に目の前にしたら大きくて怖いと思うかな、
と思っていたのですが実物はゆったりと泳いでいて全然怖さはありません。

なんだか堂々と泳いでいて、すべてを受け入れてくれるような寛大ささえ感じました。


水面に上がって友人と顔を見合わせ、やったね~と喜びを分かち合いました。

これを2時間から2時間半くらい繰り返すのですが、
なにせ野生の生物なので探し始めて10分で見つかることもあれば
30分経っても見つけられなかったりします。

せっかく見つけてジャポンと入ってもすぐに海深く潜ってしまうと、
とおーくの方にぼんやり影が見えるだけでまたすぐに船に上がる、といった感じですし、
ジンベエが少しでも潜ってしまうと何とか近くで見ようと素潜りで潜るので、
かなり体力を使います。

c0110871_11141559.jpg

何回目かにもぐったときはジンベエがゆ~っくり泳いでくれて、
じっくり観察できたのはいいのですが、予約したときに言われたとおり今はイースター。

フィリピン人の観光客もたーくさん来ているので、
何艘も船が集まると1匹のジンベエに人が集中し、海の中が大混雑
まるでバーゲン会場です。

泳いでいると人のバタ足で頭をはたかれたり、ジンベエを見た興奮で子供が
パニックを起こしておぼれそうになっていたりと、あたりは大騒ぎになってます。

人をよけてジンベエの反対側に行こうとしたらグングンジンベエが近づいてきて大迫力!
だけどぶつかったらかわいそうなので逃げつつ、
でも見たい!という葛藤と戦いながら観察という感じでした。

c0110871_11152389.jpg

結局この最初のジンベエスイムでは5~6頭のジンベエを見ることが出来て、
大満足で岸へと戻りました。

このあと、更なる衝撃の事実が判明するとは知らずに...。


後半へ続く。

c0110871_2194797.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


旅行会社の社員にありがちなパターン、
休み前の溜まった仕事で事前の準備が充分できなかったようですが、
急なトラブルもなんとかなってしまうところがさすがです。

ジンベエザメがいつの間にか「ジンベエ」になっているところに
なんだかこちらまで親近感が湧いてきてしまいますね。

後半にはどんなトラブルが待っているのか・・・?
次週をお待ちください!
[PR]

by W_A_S | 2009-05-29 12:00 | 海外旅行  

アメリカ南東部の旅(番外編2) - デルタ航空搭乗記 -

新型インフルエンザの感染者が関東でも出始め、
朝の通勤電車でもマスク姿の人がだいぶ増えてきましたね。

このまま感染が広がると経済活動への影響が心配ですが、
今のところ症状は季節性のインフルエンザと大差ないとのことですので、
予防策をしっかりとって、必要以上に恐れずに向き合いたいですね!


さて、今回は、先週までお届けしたアメリカ南東部の旅で利用した航空会社、
デルタ航空の搭乗記をご紹介します。

ビジネスクラスのシートや機内食、アトランタ空港での乗り継ぎなど、
写真もまじえてお届けしておりますので、今後のご旅行の参考にどうぞご覧下さい♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


今春、アメリカ・大リーグに挑戦するため、キャンプ地へと旅立った
オリオールズの上原浩治投手と、ブレーブスの川上憲伸投手。

2人が成田空港発の同じ航空機でアメリカへ向かう様子を
ニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか?

では、その同じ航空機が、デルタ航空のアトランタ行きであったことはご存知でしたでしょうか?

「なぜデルタ航空が選ばれたのか?」

その答えは、1つには、キャンプ地・フロリダへのアクセスの良さ、
そしてもう1つは、世界のエリートビジネスマンから高い評価を受けるビジネスクラス、
「ビジネスエリート」の存在が挙げられると思われます。


アメリカ南部における政治・経済・文化の中心地、アトランタに拠点を置くデルタ航空は、
もともとアメリカ南部へのネットワークが非常に充実している航空会社です。

上原投手が向かったフォートローダーデールや、
川上投手が向かったオーランドはもちろん、
フロリダ州の他の都市やアメリカ南部および東部諸州へのアクセスに優れています。

また、アトランタのほか、ニューヨークにも多くの路線を持つため、
アメリカ南東部に、ニューヨークを加えた周遊もお手のもの。

先週までご紹介した「アメリカ南東部の旅」では、
 東京 ⇒ アトランタ ⇒ ジャクソンビル(フロリダ州)
 チャールストン(サウスカロライナ州)⇒ ニューヨーク
 ニューヨーク ⇒ アトランタ ⇒ 東京 
の計5区間を利用し、デルタ航空の誇るネットワークを実感することができました。


デルタ航空は、北米内の路線以外にも、ヨーロッパや中東、アフリカ、中南米へと、
世界のあらゆる方面へネットワークを広げていますが、
日本からだと、中南米・カリブ海方面へのフライトが特に利用価値大。

ラテンアメリカの就航都市は、50都市以上にのぼり、
たとえば、アマゾンの交通の要衝、マナウスへもアトランタから直行便が就航。
東京を午後に出発して、なんと同日中に現地に到着することが可能です!

その他、ペルーのリマへは同日、サンパウロ、ブエノスアイレス、サンチアゴなどへも
翌朝には到着するというアクセスの良さを誇ります。

そのため、東京-アトランタ線は、日系ブラジル人の方の利用も多く、
機内では、日本語、英語に加え、ポルトガル語のアナウンスも聞かれます。


さて、今回の旅行では、プロ野球の一流選手も利用したビジネスクラスを、
幸運にも体験する機会に恵まれましたので、そのサービスにも触れておきたいと思います。

デルタ航空のビジネスクラス「ビジネスエリート」は、
最大160度とほぼ水平になる広々としたシートに、シックな茶系で統一されたアメニティキットと
ブランケット、そして、真ん中の席がなく、すべての座席が窓側か通路側となるシート配列で、
気兼ねなくくつろぐことが可能です。

c0110871_14125332.jpg

また、ビジネスクラスと言えば、食事も気になりますが、
人気シェフ、ミシェル・バーンシュタイン氏が手がける牛フィレ肉のグリルなど、
まさに目移りするようなラインナップ♪

今回は、チキンをチョイスしましたが、こちらもボリュームがあり、
飛行機の中でこんなに本格的な食事ができるとは、正直驚きでした。

c0110871_14132647.jpg

さらに、食事の間に楽しむことができるちょっとしたメニューも気の利いたセレクトで、
洋食にちょっと疲れた胃袋に、ひんやりしてコシのあるうどんがとても美味しく感じられました。

もちろん、機内で仕事をしようというビジネスマンにも必要な設備がそろっており、
感じのいいサービスと快適な空間で、ビジネスにもレジャーにもおすすめです。

一方、エコノミークラスはというと、こちらも高級感あるブルーのレザーシートで、
長時間のフライトでもそれほど疲れは感じませんでした。

また、機内食もまずまずのお味で、お蕎麦がついているのが、日本人にはうれしく、
食欲をそそられます。

c0110871_14141233.jpg


では、最後にアトランタ空港での乗り継ぎについてご紹介します。

アトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港は、広大な面積を誇り、
世界一忙しい空港のひとつと言われています。

実際、成田からのフライトでアトランタへ着陸する際、
ふと窓の外に目をやると、同時に着陸しようとする機体がもう1機見え、
その奥には、さらにもう1機が着陸に備え、高度を下げていました。

結局、3機は横一列にきれいに並んで、同時に着陸しました。
日本ではありえない光景にびっくりでしたが、
滑走路が5本もあることをのちに知り、それも納得。
いきなりそのスケールの大きさを見せつけられました。

成田線は、国際線ターミナルEに到着します。

c0110871_14144925.jpg

ゲートを出て、道なりに進むと、まずは入国審査です。

米国への旅行者は、電子渡航認証システム・ESTAでの
事前の渡航認証の取得が義務化されました。
渡航認証許可の画面を印刷して、忘れずに持参しましょう。

入国審査を通過したら、階下の広々としたバゲージクレームに降り、
成田で預けた手荷物を一旦受け取ります。

c0110871_14152068.jpg

税関を抜けた通路の先は、二手に別れていますので、
アトランタが最終目的地の方は左へ、乗り継ぎの方は右へ進みます。

右手は再び荷物を預けるリチェックカウンターになっていますので、係員に荷物を預けます。

その先のセキュリティチェックを抜けると、モニターが並んだエリアに出ますので、
ずらりと並んだモニターから自分が乗り継ぐ便を探し出し、表示されたゲートへ移動しましょう。

c0110871_14154990.jpg

モニターは10枚以上並んでいますが、各フライトは、目的地別に
アルファベット順に表示されていますので、見つけるのは比較的容易です。

ゲートへの移動は、ターミナル間を巡回するトレインで。
ターミナルEからだと、E ⇒ D ⇒ C ⇒ B ⇒ A ⇒ T と進みます。

c0110871_14162379.jpg

あとは出発までカフェでくつろいだり、思い思いの時間をお過ごしいただけます。


アトランタ空港での乗り継ぎに関しては以上ですが、米国内での国内線の搭乗や、
復路の成田へのフライトの搭乗の際は、キオスク(自動チェックイン機)が便利です。

c0110871_14165371.jpg

その場で搭乗券が発行され、あとはカウンターに荷物を預けるだけ。
なお、国際線の場合は、パスポートリーダーにパスポートを通す必要がありますので、
パスポートはあらかじめお手元にご用意ください。


以上、簡単ですが、デルタ航空のサービスについて、
ご紹介させていただきました。


現在デルタ航空では、ノースウエスト航空との統合作業が進行中で、
ノースウエスト航空運航路線も、順次デルタ航空のデザインで塗装された
飛行機に切り替わっています。

ノースウエスト航空でハワイへ行くのに、ゲートへ行ってみたら
デルタ航空の飛行機だった、と驚かれるお客様も多いようですね。

6月からは、ニューヨーク、および、ソルトレイクシティへの直行便を新たに開設し、
そのネットワークがますます便利になります。

また、最新機材では、ビジネスエリートのリニューアルも進行中。
現在、2-2-2のシート配列が、最新のボーイング777-200LR機では1-2-1となり、
すべての座席からそのまま通路へ出られるようになります。

さらに、リクライニングは180度のフルフラット、各シート間は仕切りで区切られ、
プライバシーが高度に保たれた設計です。

ますます進化を続けるデルタ航空に、今後も大いに期待したいですね!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


冒頭、大リーグの話題からスタートした旅行記ですが、最後にもうひとつ野球の話題を。。

デルタ航空は、今年からニューヨーク・ヤンキースのオフィシャルエアラインとなっています。

新しいヤンキースタジアムでは「デルタ スカイ360スイート」と呼ばれる特別席があるほか、
レフト方向のスコアボード広告など、球場内いたるところで、デルタ航空のロゴが見られます。

なお、デルタ航空は、ニューヨーク・メッツのオフィシャルエアラインでもあり、
ニューヨークに本拠を置く2球団をサポートしています。

野球ファンの方はそんなところにも着目して、大リーグ観戦をされてみてはいかがでしょうか?
[PR]

by W_A_S | 2009-05-22 14:56 | 海外旅行  

アメリカ南東部の旅(番外編) ニューヨーク

暑い日が続いたかと思うと急に涼しくなったり、気候の変動がめまぐるしい今日この頃ですが、
新型インフルエンザの広がりも懸念される中、体調管理には気をつけたいところですね。

さて、今回の旅行記は、アメリカ南東部の旅の番外編、
日本への帰路の前に1日だけ立ち寄ったニューヨークの模様です。

アメリカやカナダを旅行し、せっかくここまで来たなら、と
ニューヨークにも立ち寄りたいと思われる方は多いと思いますが、
たとえ1日だけでも目的を絞れば有意義に過ごすことが可能です。

1つの場所をじっくり見るか、いろいろな場所を広く浅く見るか、
人それぞれだと思いますが、今回はずいぶん動き回ったようですね。

分刻みでのご紹介となっています(笑)。

   *     *     *     *     *     *     *

チャールストンの空港を夕刻に出発したデルタ航空6410便は、
離陸後ほどなくして夜の闇と静寂に包まれました。
しかし、2時間ほどの飛行を経て高度を落とし始めたとき、
窓の外に目をやると、きらきらと美しく輝くネオンが。。

時刻はほぼ定刻の午後8時、ニューヨークに到着です。

今回、ニューヨークでの滞在時間は、25時間。
翌日の夜9時には日本への経由地となるアトランタへ向け出発の予定です。

ニューヨークでは、ブロードウェイの観劇やスポーツ観戦なども楽しみのひとつですが、
今回は時間を要するイベントは避け、いくつかの定番観光スポットをまわることにしました。

到着から出発まで、時系列にご紹介してみたいと思います。


===> PM 20:00 [ ニューヨーク滞在:0時間00分 ]

ラガーディア空港(LaGuardia Airport)到着。
さっそく空港の外に出て、イエローキャブの列に並びます。

前日まで大荒れの天候だったニューヨーク。
幸いすでに天気は安定していましたが、突き刺すような寒さがこたえます。
(※注:旅行時期は今年の1月末。。)

空港から30分ほどの乗車を経て、タイムズスクエアから1ブロック、
2006年オープンのブティックホテル、ホテルメラ(Hotel Mela)に到着。

※ラガーディア空港は、ニューヨークの空港の中でもマンハッタンにもっとも近く、
 渋滞に巻き込まれなければ、タクシーで所要30~40分、料金も30~40ドルほどです。
 (◆マンハッタンでも場所により料金、所要時間は異なりますが。。)


===> PM 21:00 [ ニューヨーク滞在:1時間00分 ]

ホテルチェックイン。
c0110871_17323094.jpg

こちらのホテルは、どちらかというと若い方向けですが、立地もよく、
お部屋の内装や水まわりも清潔感があり、スタッフの対応もまずまず。

ワイヤレスのインターネットアクセスが全室に行き届いていますので、
観光はもちろん、ビジネスでのご利用にもオススメです。

ちなみに料金は、ニューヨークでこの立地にしてはリーズナブルかと思われます。

※5~9月 2名1室料金 ¥19,800- ~ ¥28,000-


===> PM 21:30 [ ニューヨーク滞在:1時間30分 ]

さっそく夜のタイムズスクエアへ。
さすがに多くの観光客で賑わっています。

その後、タイムズスクエア(Times Square)駅より、
翌日の予行演習も兼ねて、ニューヨーク市民の足、地下鉄の乗車にトライ。
c0110871_17344073.jpg

切符の買い方、改札の通り方を確認し、構内へ。
ターミナル駅ということもあり、構内は意外に広く、複雑。

ただ、路線と方面(※)さえ認識し、案内板にしたがって進めば
初めてでもホームへたどり着くのはそれほど難しくありません。
c0110871_17402167.jpg

※方面は、各路線において、アップタウン(Uptown)行きか
 ダウンタウン(Downtown)行きのいずれか。
 概ねアップタウンは、セントラルパーク(Central Park)方面、
 ダウンタウンは、ロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)方面。
 地図で見て、上がUP、下がDOWNなので、わかりやすいです。

さて、地下鉄2・3号線でフルトンストリート(Fulton Street)駅へ。
ちなみに、ニューヨークの地下鉄は、すべての駅には停まらない
快速電車が多いので、その点は注意が必要です。


===> PM 22:30 [ ニューヨーク滞在:2時間30分 ]

フルトンストリート駅から徒歩約10分、イーストリバー(East River)にかかる
ブルックリンブリッジ(Brooklyn Bridge)の全景がよく見えるショッピングモール、
ピア17(Pier 17)に到着です。

しかし、お店の閉まったこの時間では人影はほとんどなく、、、
橋を写真におさめて、来た道をそそくさと戻ります。。
c0110871_1743769.jpg


(( 翌日 ))
===> AM 11:00 [ ニューヨーク滞在:15時間00分 ]

身支度やスケジュールを立てるのに手間取り、
限られた滞在にもかかわらず遅いスタートです。。

一旦ホテルをチェックアウトし、まずは、タイムズスクエアにて、
夜とはまた違った雰囲気を楽しみました。

2/19配信の当メルマガでご紹介したニューヨーク旅行記に出ていたtkts(チケッツ)の上は
赤い階段になっている待ち合わせスポット。
c0110871_1745135.jpg

階段を上がれば、タイムズスクエアが一望できます。
c0110871_1746114.jpg


===> AM 11:45 [ ニューヨーク滞在:15時間45分 ]

徒歩、ロックフェラーセンター(Rockefeller Center)へ。
c0110871_17474315.jpg

冬のニューヨークはどこへ行ってもアイススケートリンクがありますが、
ニューヨークでスケートリンクといえば、万国旗に囲まれたココですよね。


===> AM 12:00 [ ニューヨーク滞在:16時間00分 ]

ここまで来たからには、展望デッキ(Observation Deck)から
ニューヨークの摩天楼を見たい、ということで、スケートリンク横のチケットブースで
チケットを購入し、展望デッキ「TOP OF THE ROCK」へ。
c0110871_17494945.jpg

あいにくの曇り空ですが、南にはニューヨークのビル群がそびえ、
東にはイーストリバー、北には雪化粧したセントラルパーク、
そして、西にはハドソンリバー(Hudson River)が望めました。

マンハッタンが島であることが実感できます。


===> PM 13:00 [ ニューヨーク滞在:17時間00分 ]

再び徒歩で、セントラルパークへ。
雪が残る園内は寒々しいですが、ここから眺める高層ビルも格別。
c0110871_17512120.jpg

雪の上を走るリスも心を和ませてくれます。
冬でもここはニューヨーカーたちのオアシスなんですね。


===> PM 13:30 [ ニューヨーク滞在:17時間30分 ]

セントラルパークの南西角より、59番街-コロンバスサークル
(59 Street - Columbus Circle)駅より地下鉄1号線で、
一気にマンハッタンの最南端、サウスフェリー(South Ferry)へ。
c0110871_175322100.jpg


===> PM 14:00 [ ニューヨーク滞在:18時間00分 ]

サウスフェリー駅を出るとそこはスタテン島フェリー乗り場。
c0110871_18469.jpg

スタテン島フェリーは、スタテン島への市民の足ですが、途中、自由の女神が立つ
リバティ島の付近を通り、しかも無料ということもあり、多くの観光客が乗船しています。
c0110871_17552584.jpg


今回はスタテン島へは渡らずに、そのままUターンして戻ります。
(※スタテン島で一度船を降りて、再度乗船する必要があります。)

※自由の女神、および、海から見たマンハッタンの写真は、
2/19のブログでご紹介していますので、今回は省略します。


===> PM 15:15 [ ニューヨーク滞在:19時間15分 ]

サウスフェリーから徒歩で昨夜訪れたピア17へ。
c0110871_1851850.jpg

ここでは、昼のブルックリンブリッジを眺め、
お土産にオバマ大統領グッズなどを物色しました。


===> PM 15:45 [ ニューヨーク滞在:19時間45分 ]

ピア17から徒歩、ウォール街へ。
c0110871_1872024.jpg

ウォール街は、想像していたよりもずっと細い通り。

普段見る大きな星条旗ではなく、星条旗のイルミネーションがかわいらしい
ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)を見学。
c0110871_186264.jpg


===> PM 16:30 [ ニューヨーク滞在:20時間30分 ]

予定していた観光スポットを大方まわり、
ショッピングのため、地下鉄A・C線で14番街(14 Street)駅へ。

駅を出ると、ちょっと古めな街並みが、なかなかいい感じです。
c0110871_188422.jpg

この界隈は、食肉加工業者が集中していたという
ミートパッキング地区(Meat Packing District)と呼ばれる地域で、
近年は、最新のレストラン、バー、ブティックなどが軒を連ねています。

ここではハイライン(High Line)と呼ばれる、廃線となった鉄道の高架を緑化し、
空中庭園として整備しようというプロジェクトが進行しているのですが、
あいにくまだ未完成だったようで、今のところ、何の変哲もない高架です。。
(しかも周りはちょっと寂しい地域・・・。)
c0110871_1891826.jpg


この近くにあるチェルシーマーケット(Chelsea Market)は、倉庫のような建物の
内部に雑貨屋さんやカフェなどがひしめく雰囲気のいいショッピングスポット。
c0110871_1810132.jpg

中でも魔女のロゴが目印のファット・ウィッチ・ベーカリー(Fat Witch Bakery)の
ブラウニーは、お土産の定番です。


===> PM 18:00 [ ニューヨーク滞在:22時間00分 ]

地下鉄C・E線で、スプリングストリート(Spring Street)駅へ。
さらに滞在ぎりぎりまで、ショッピングと街歩きを楽しみます。

ソーホー(Soho)のはずれに位置するこのエリアでは、
2軒のチョコレートショップをご紹介します。

1軒目、マリーベル・チョコレート(MarieBelle Chocolate)は、
お土産にピッタリなお洒落なパッケージのチョコレートがズラリ。
特に1粒1粒に違う絵柄がプリントされたボンボンショコラは、
ギフトにしても喜ばれそうな1品です。
c0110871_18144698.jpg

そして、もう1軒は、キーズ・チョコレート(Kee's Chocolates)。
こちらは、アジアンなフレーバーのトリュフやマカロンが豊富です。
c0110871_18152655.jpg


===> PM 19:00 [ ニューヨーク滞在:23時間00分 ]

とっぷり日も暮れたマンハッタンを後にし、ラガーディア空港へ。

タクシーでは、空港名「ラガーディア」と航空会社名「デルタ」を
ドライバーに伝えれば、正しいターミナルまで送り届けてもらえます。

ただし、デルタ航空の場合、通常のターミナルとは別に
マリン・エア・ターミナル(Marine Air Terminal)というシャトル便用の
ターミナルがありますので、間違えてそちらへ行かないように要注意。


===> PM 21:00 [ ニューヨーク滞在:25時間00分 ]

なかなか濃い時間を過ごしたニューヨークのネオンを眼下に、
名残惜しい気持ちで、デルタ航空1799便にて、アトランタへ。



今回は、1日だけの滞在でしたが、徒歩や地下鉄でいろいろなエリアへ行くことができ、
ニューヨークの様々な面を見たおかげで、もっともっとニューヨークを楽しみたいという
気持ちが強まってしまいました。

次は、もう少し(2~3日くらい・・?)時間を取って、
再びニューヨークを訪れたいと思いました。

c0110871_18313289.jpg

   *     *     *     *     *     *     *

次週は、今回の旅行で利用した「デルタ航空」についてご紹介します。
[PR]

by W_A_S | 2009-05-15 18:41 | 海外旅行  

アメリカ南東部の旅(3) チャールストン -後編-

さて今回は、先週お届けしたサウスカロライナ州・チャールストンの後編です。
南部の歴史ある街をめぐった旅もいよいよ今回で最後となります。

先週ご紹介した郊外のプランテーションやビーチとはまた趣きの異なる
歴史地区に指定されたダウンタウンの街並みと、おすすめのレストラン、
そして素敵な宿をご紹介します。


  *     *     *     *     *     *


いよいよ南部の3都市をめぐる旅も最終日です。

チャールストンを発つ夕方のフライトまでの時間を利用して、
朝からダウンタウンを散策してみました。

宿泊したB&Bがあるブロード・ストリート(Broad Street)を出発し、
まずは、ミーティング・ストリート(Meeting Street)との角にある
セントマイケル監督派教会(St Michael's Episcopal Church)へ。

c0110871_1175262.jpg

白亜の外観が美しいこちらの教会は、1761年に建てられた
チャールストンで最も古い教会で、完成当時からまったく同じ姿で
今も建ち続けているアメリカでも数少ない教会のひとつなのだそうです。

中に入ってみると、内部は意外とこじんまりしていますが、
こぎれいな印象で、どことなく気品が漂う、チャールストンらしい佇まい。

c0110871_1181753.jpg

教会が多いことでも知られるチャールストンは、
別名「ホーリー・シティ(Holy City)」と呼ばれていますが、
前方の台座にかけられた布には、神聖なる「HOLY」の文字が。

c0110871_1183645.jpg

さて、そんなに多くの教会がひしめく街にあって、
セントマイケルズのほかにもチャールストンを代表する教会を2つ、
ご紹介したいと思います。

セントマイケルズからブロード・ストリートをさらに東へと進み、
チャーチ・ストリート(Church Street)を北に折れると、しばらくして
正面にセントマイケルズと同じような外観の教会が見えてきます。

セントフィリップス監督派教会(St Philip's Episcopal Church)です。

c0110871_1185276.jpg

形はセントマイケルズそっくりですが、こちらは茶色がかった温かみのある色合い。

ちなみにこの教会、創建は1670年とセントマイケルズよりさらに古いものの
焼失などにより建てなおされ、現在のものは3代目なのだそうです。
もともとの初代は、現在セントマイケルズが建っている場所にあったという
ちょっとややこしい歴史を持っています。

そんなセントフィリップスを正面に見ながら、右手を向くと、
また一風変わった建築様式の教会がそびえています。

c0110871_1191262.jpg

こちらが、チャーチ・ストリートとクイーン・ストリート(Queen Street)の
角に位置するフレンチ・ユグノー教会(French Huguenot Church)。

フランス・プロテスタント派の教えに従って建立された
アメリカで唯一の教会なのだそうです。


さて、教会に関するうんちくはそれくらいにして、散策を続けましょう。

チャーチ・ストリートをさらに北上すると、
シティマーケット(City Market)に行き着きます。

c0110871_1193121.jpg

ミーティング・ストリートから細長く伸びたこの歴史ある市場には、
ギフトショップなどが軒を連ね、チャールストンを代表する工芸品である
スウィートグラス(Sweet Grass)のバスケットも売られています。

c0110871_1194265.jpg

ちなみにスウィートグラスとは、甘い香りのする草で、
「Holy Grass」の別名もあるそうです。

さて、シティマーケットまで来たら、
今度はキング・ストリート(King Street)を南下して、
ブロード・ストリート方面へ戻ってみましょう。

キング・ストリートは、有名ブランド店や、アンティークショップ、
デパートなどが建ち並ぶショッピングストリートです。

c0110871_1195659.jpg

この通り沿いにも雰囲気のいいレストランは多いのですが、
せっかくなので、先週冒頭で少し触れた「チャールストンの幽霊」の中で、
村上さんもたびたび訪れたというクイーン・ストリートにある
南部料理のお店、プーガンズ・ポーチ(Poogan's Porch)で
ランチをいただくことにしました。

小さい通りにあまり主張することなく上品に佇む店構えは、
ややもすると素通りしてしまいがちですが、
店内に一歩足を踏み入れると、堅苦しさはないものの、
かなりきちんとしたレストランであることがわかります。

c0110871_1110810.jpg

こちらでは、小説にも出てくるキャットフィッシュ(Catfish=ナマズ)、
そして前菜には、前日のマグノリア・プランテーションのスワンプへのリベンジとして(?)、
アリゲーター(Alligator=ワニ)のフリットをいただいてみました。

c0110871_11102050.jpg

アリゲーターは鶏肉のような、キャットフィッシュは白身魚のような味で、
いずれもしっかりした味にもかかわらずしつこさはなく、ぺろりと食べ終えてしまいました。

機会があればディナーもいただいてみたいお店でしたが、
夕方には出発してしまうため、それはかないませんでした。


さて、腹ごしらえも済み、今度は川沿いを目指します。

まずは、プーガンズ・ポーチの前をずっと東へ進み、
クーパーリバー沿いに広がるウォーターフロントパークへ。

川沿いにはパームツリーが並び、サウスカロライナ州のシンボルの1つでもある
パイナップルの噴水などがあり、開放的な雰囲気の公園です。

c0110871_11103422.jpg

ここをクーパーリバーに沿って南下すると、
豪邸が建ち並ぶチャールストンの街でも特に有名な高級住宅街、
イースト・バッテリー(East Battery)地区に出ます。

c0110871_11104446.jpg

この一画は、クーパーリバーがアシュレイリバーと合流して海へ注ぐ
少し手前にあり、いずれの豪邸からも海が見渡せます。

華やかなパステルカラーの豪邸が並ぶ通りは、
チャールストンを象徴する景観として、
パンフレットやガイドブックでもよく目にします。

また、北から下っていくと、バッテリー地区の少し手前には、
レインボー街(Rainbow Row)と呼ばれる色鮮やかな家々が並ぶスポットもあります。

c0110871_11105654.jpg

バッテリー地区の豪邸を通り過ぎると、
クーパーリバーとアシュレイリバーの合流点に達し、そこで陸は終わり、
目の前には、チャールストンの夕景が広がっていました。

c0110871_1111736.jpg



それでは、最後に、チャールストンでのおすすめの宿をご紹介します。

それが今回宿泊したB&B、ブロード・ストリートに位置する
ジョン・ルトレッジ・ハウス・イン(John Rutledge House Inn)です。

富豪のお屋敷としてのかつての姿をとどめつつ、
B&Bとして営業するこちらの宿では、
バルコニーに施された繊細なアイアンレースワークが見事。

c0110871_11112121.jpg

バルコニーからは、セントマイケルズ教会も望むことができます。

また、B&Bの楽しみといえばやはり朝食。
豪華な調度品がしつらえられたボールルームで、
南部特有のお米料理・グリッツ(Grits)などの日替わりメニューをいただき、
朝から優雅な時を過ごすことができます。

c0110871_1111356.jpg


c0110871_11114454.jpg

ダウンタウンには、このような優雅なB&Bが数多くあり、
チャールストンでの滞在をより特別なものにしてくれます。


アメリカ東海岸へご旅行の際には、
ニューヨークやボストンやフィラデルフィア、だけではなく、
南部のロマンティックな港町・チャールストンで、コブルストン(Cobblestone=玉石)の敷かれた
趣きある旧い通りを散策してみてはいかがでしょうか。

北部の街とは一味違った温かさや華やかさで、
きっと素敵な思い出をお作りいただけると思います。

c0110871_11115738.jpg

  *     *     *     *     *     *


これで「アメリカ南東部・歴史ある街」の紹介は終わりですが、
次週は番外編として、チャールストンからの帰路に1日だけ立ち寄った
ニューヨークの旅行記をお届けする予定です。

短い時間でも立ち寄って観光名所を観て回りたい、という方には
参考になるかもしれません。
[PR]

by W_A_S | 2009-05-08 11:29 | 海外旅行  

アメリカ南東部の旅(3) チャールストン -前編-

2週に渡ってお送りしてきましたアメリカ南東部の旅、
最後にご紹介するのは、サウスカロライナ州・チャールストン。

1994年に訪米された天皇皇后両陛下が、長年の憧れの地として
訪問をリクエストされたという南部の「ロマンティック・シティ」です。

前回ご紹介したサバンナにも似たこぎれいな街並みと、
街全体を包む優雅な雰囲気が印象的で、少し身近なところでは、
村上春樹氏の短編「チャールストンの幽霊」でもその様子が描かれています。

ベストシーズンは、チャールストンの華やかさが際立ち、
それでいて暑すぎない春または秋。

今回訪れた冬のチャールストンは、あいにく「曇り時々雨」といった空模様でしたが、
つややかな街の様子が少しでも伝わればと思います。

それでは、どうぞ!


   *     *     *     *     *     *


サバンナから再びアムトラックに揺られて、
ノースチャールストンにある鉄道駅に到着したのは、深夜12時。

前回の移動では時間ぴったりに姿を現したアムトラックでしたが、
今回は2時間以上遅れ、予定が大幅に狂ってしまいました。

c0110871_1516410.jpg

深夜にチャールストンで降りる乗客はまばらで、
駅前に待機しているタクシーは1台だけ。

さっそく乗り込んでダウンタウンへと向かう車中、
ドライバーが「チャールストンは全米で3本の指に入る観光地だ」
と自慢げに教えてくれました。

アメリカの観光地として、日本ではそれほど知名度が高いとは言えない
チャールストンですが、米国内では不変の人気を誇っています。

この街は、かつてプランテーションで栄え、国内のみならず
ヨーロッパ諸国からも「南部で最も輝かしい街」と讃えられました。

最盛期にはボストンをも凌いだというチャールストンの優雅な街並みは、
往時の面影を今でも随所に残していて、アメリカ人にとって
チャールストンで古い建物や街並みを見ることは、
日本人が京都や奈良を訪れるのと、感覚的に近いものがあるようです。

ちなみに、先ほどのタクシードライバーは、
「ノースチャールストンは全米で3本の指に入るひどい街だけどね」
とオチをつけ、ひとり豪快に笑っていました。


さて、チャールストンには、大きく分けて3つの見どころがあります。

1つは、ダウンタウンの歴史地区の街並み、
2つ目は、郊外に点在するプランテーション、
そして、3つ目は、沖合いに浮かぶサムター要塞(Fort Sumter)です。

今回は、日程的にすべてを見てまわることができなかったため、
上記のうち、ダウンタウンと、プランテーションに行き先を絞りました。

ちなみに、サムター要塞は、南北戦争の発火点ともなった歴史的遺構で、
歴史好きの方は必見のスポットです。


それでは、チャールストン近郊の代表的なプランテーションをご紹介していきます。

まず最初に訪れたのは、いかにも南部の大農園といった趣きの
ブーン・ホール・プランテーション(Boone Hall Plantation)。

c0110871_1526538.jpg

こちらのプランテーションは、チャールストンからクーパーリバー(Cooper River)を
渡った先にあるマウント・プレザント(Mount Pleasant)という街にあります。

ここでは、入口から邸宅へと続くオークツリーの並木道が圧巻で、
この景色を見るだけでも訪れる価値があると思えるほどです。

c0110871_15203669.jpg

しかし、この並木道の傍らには、当時の奴隷小屋が建ち並び、
プランテーションによる富と繁栄も、黒人奴隷たちの犠牲の下に
作り出されたものであるという事実と向き合わなければなりません。

c0110871_15222667.jpg

一方で、そんな暗い過去に反して、プランテーション内の景色は穏やかです。

c0110871_15292339.jpg

c0110871_16184719.jpg

邸宅の裏手には、デモンストレーション用の綿花畑が設けられ、広大な土地一面に
綿花が広がっていたであろう当時の光景に、一瞬、思いを馳せることができます。

c0110871_15315568.jpg


さて、次なるプランテーションへ向かう前に、
地元の人に人気のビーチが近くにあるというので少々寄り道を。

それが、マウント・プレザントから大西洋へと少し車を走らせたところに位置する
パーム島(Isle of Palms)のビーチです。

ビーチ沿いには、コンドミニアムが建ち、パームツリーがきれいに並び、
華やかなリゾートの趣きが漂いますが、太陽がすっかり隠れてしまった
冬の海のなんと寒々しいこと・・・(笑)

c0110871_15473843.jpg

しかし、ビーチ全体に広がる白砂の美しさには目を見張るものがあり、
夏場にぜひまた来てみたいと思わせるスポットでした。


では、本題に戻り、次なる目的地、
マグノリア・プランテーション(Magnolia Plantation)を目指します。

このプランテーションは、チャールストンのダウンタウンから見て、
ブーンホールとは逆方向のウェストアシュレイ(West Ashley)にあり、
ブーンホールからは、クーパーリバーを渡ってチャールストンに戻り、
今度はアシュレイリバーを渡ってウェストアシュレイへと、
少々面倒な移動を余儀なくされます。

マグノリア・プランテーションの近郊には、ほかにもドレイトン・ホール(Drayton Hall)や、
ミドルトン・プレイス(Middleton Place)といったプランテーションがありますので、
いくつかのプランテーションを廻りたいという方は
ウェストアシュレイ方面へ行かれるのがオススメです。

1ヶ所でいいので、これぞプランテーション、という景色を見たいなら、
ブーン・ホール・プランテーション、といったところでしょうか。


さて、そんな移動を経て訪れたマグノリア・プランテーションですが、
こちらは瀟洒なお屋敷と南部らしい佇まいの庭園が見事。

c0110871_1605689.jpg

あいにくの天気ではありましたが、池が多く配された庭園に
しとしとと小雨が落ちる様子も趣きがあります。

c0110871_1612225.jpg

また、春になると、邸宅のまわりや庭園には多くの花が咲き誇り、
この上品なプランテーションをいっそう優雅に見せてくれます。

そして、ここマグノリア・プランテーションに来たからには、
隣接するスワンプ(Audubon Swamp)も見逃せません。

スワンプとは、英語で沼地や湿地のことですが、
この地域に特有の湿地帯が自然のまま残り、
ワニ(Alligator)をはじめ、多くの野生生物を目にすることができます。

スワンプは、このプランテーションのハイライトの1つですが、
なんと、、、今回はほかの場所を見るのに時間がかかりすぎ、
また、少し離れたスワンプの場所を探すのに手間取り、
閉園の時間になってしまいました・・・!

c0110871_162847.jpg

チャールストンに再訪する理由がまたひとつできた、と
無理やり自分を納得させ、泣く泣くこの日は帰路につきました。

c0110871_1614736.jpg


翌日は、気を取り直して、夕方にチャールストンを発つフライトまでの時間を利用し、
ダウンタウンの歴史地区を散策して過ごしました。

その様子はまた次週に。


   *     *     *     *     *     *


来週は、いよいよチャールストンの後編、
歴史地区の美しい街並みと、オススメのホテル、
さらに気になるレストランをご紹介します。
[PR]

by W_A_S | 2009-05-01 16:41 | 海外旅行