タグ:海外旅行 ( 75 ) タグの人気記事

 

4カ国9都市 6泊8日のヨーロッパよくばり旅(1) ~ プラハ ~

10月に入りました。

前回までお届けしたバルト三国の旅が終わり、
今回より、新たな旅行記をご紹介いたします♪

お届けするのは、なんと6泊8日の日程で、ヨーロッパ4カ国9都市を訪れたというハードな旅。
超過密日程ですが、事前の計画と気力さえあればやれるものですねぇ。
(朝が弱い私にはまず無理ですが。。。)

せっかくヨーロッパに行くのなら、一度にいろんな都市を見てまわりたい、
というお客様には、とても参考になるはずです。

それでは、どうぞ♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


学生以来、久々のヨーロッパ一人旅!
しかもHPのブログでちらっと予告していましたが、
6泊8日 4カ国9都市というハードスケジュールで駆け巡ってまいりました!
ヨーロッパ通の上司にプランニングしていただいた、
行きたいところ、見たいところ、やりたいこと満載の旅行をご紹介します。

「学生の時と違って、全然英語わからないんだけどなぁ。。。」と
不安いっぱいで、成田空港、第一ターミナルに到着です。
チェックイン、両替等を済ませ、搭乗ゲートに向かいます。
今回「研修」という名目で搭乗クラスはエコノミークラスにも関わらず
成田空港のラウンジを使わせていただきました。

ルフトハンザドイツ航空での渡航だったので、
同じスラーアライアンス系のユナイテッド航空のラウンジを利用することに。

初めてのラウンジ利用だったので、かなりドキドキです!
「レッドカーペット・クラブ」という名前のラウンジで、650以上の座席、
13のシャワースイート、デスクスペース、無料の無線LANサービスがあり、
フライトまでの時間を快適に過ごすことができます。

もちろん、飲物や軽食もあるので早めに家を出て
ラウンジで食事をとるというのもオススメ☆
本当はラウンジの隅から隅まで実際に見て回りたかったのですが、
「こいつ慣れてないな」とか「旅行会社の社員が何やってるの?」と
思われたら恥ずかしいと思い、大人しくソファに座り、
「平日の朝から飲めるって幸せ♪」とワインを飲んでいました。

さていよいよ9:35発 LH711便にて、チェコ『プラハ』に向けて出発です!
日本からプラハへの直行便はないのでいづれも経由便利用となります。
今回はルフトハンザドイツ航空なので、ドイツのフランクフルトを経由。
食事もおいしいしビールは飲めるし最高です♪

朝ワインを飲んだばかりだというのに、せっかくドイツの航空会社を利用しているのだからと、
WARSTEINERというドイツビールを堪能♪
口当たりが軽く飲みやすいので、女性の方にもオススメです。
しかも瓶ビールなので雰囲気も満点!
現地に着く頃にはいい具合にホロ酔い状態でした。

唯一の欠点は”寒さ”。
外資系の航空会社は冷房が強めとは聞いていましたが、予想より寒い。
(たまたま冷気が当たる席だったのかもしれませんが・・・)
毛布も薄っぺらいものなので、みなさん防寒対策はしっかりと。

プラハには定刻通り到着の17:20。
チェコはユーロ圏ではないので、ユーロ→チェココルナに両替し、いざ街へと出発です!
海外のお金ってかわいくないですか? 色合いとか模様とか♪
いつも旅先では両替しては写真に収めてます。

『チェココルナ(1コルナ=約5円)』
c0110871_19572278.jpg























空港からはバスと電車を乗り継いで市内に行く予定。
そんな中さっそく言語の壁が立ちふさがります。。。

 チェコ語が読めない。。。

バスの切符を券売機で買いたいのですが、目的地までいくらなのか、
どうやって買うのかさっぱりわからず、バス停近くをウロウロ。
チェコ語はおろか、英語も話せない恥ずかしさもあり周囲にも聞けず、
乗りたいバスを見送ること3本。
やっと「間違ってもいいや、最悪、検札の人がいなければバレない!」と開きなおり、
20コルナの切符を握り締めバスに乗りこみました。

現地に行かれた方はご存知かと思いますが、ヨーロッパのバス、鉄道は、
入り口には使用開始時間が印字される自動改札機があるものの、日本のように
「切符をいれないと入り口が開かない」という改札は少なく、自由に乗り降りが可能。
その代わり車内で車掌などが検札にまわってきて切符をチェックするというシステムなのです。

そのため「検札がこなければ無銭乗車も不可ではない」というのも事実。
実際、今回の旅行プランナーであるヨーロッパ通の上司に言わせれば
「ヨーロッパのローカル線に乗る時に切符を買った覚えがない」とのこと。

 ・・・・・・・・(--;

みなさんだめですよ~。
きちんと正しい切符を買って利用してくださいね。

切符にはいくつか種類がありますが、基本的にバス、トラム、地下鉄、ケーブルカーの
共通チケットになっているので改札をした時点から一定時間は乗り換え可能。
悩み抜いて買ったこの20コルナの切符も、乗り換え可能であることを祈って
バスの終点 DEJVICKA で地下鉄に乗り換えます。

バス停の目の前に地下鉄の入り口があったのでスムーズに乗り換え。
先の通り、切符を見せなくても地下鉄に乗れるのでそのまま乗車。
プラハの地下鉄はA線、B線、C線の3路線で、それぞれ緑、黄、赤のシンボルカラーで
区別されているので、初めて利用する旅行者でも非常にわかりやすいです。

A線で5つ目の駅、MUZEUM にて乗り換え、C線で隣の駅 I.P.PAVLOVA にて下車。
市内にでる前に荷物を置きにホテルへと向かいます。

『意外ときれいだった地下鉄の駅』
c0110871_2001351.jpg

  
「HOTEL VENEZIA」
ちょっと古めで味のあるオシャレなアパートを改装したホテルです。
駅のすぐ近くで、観光地にも近くとても便利。
しかも、フロントのお兄さんもなかなかのハンサム♪
最上階(5階)で、部屋に天窓がついていてステキなホテルでした。
(『この時まで』はです。詳細は後ほど)

『天窓付きのかわいいお風呂♪ でも・・・』
c0110871_201713.jpg























いざ荷物をおろして市内観光へと出発です!
プラハはそれほど大きな町ではないですし、
観光ポイントも徒歩圏内にまとまっているので、観光しやすい都市の1つ。

ヴァーツラフ広場を通り、旧市街広場まで行ってみようとぶらぶら散策を開始。
その途中「SUPER MARKET」の文字が目に入りました。
観光地などで買うと割高なため、旅行中の水はいつもスーパーで安く手に入れているので、
今回も買っておこうとお店に入ってみると、?????

明らかに商品が違う。
完全に「大人の」お店です(恥)
あまりの恥ずかしさにそそくさとお店をでて、改めて看板を見てみると
EROTIC SUPER MARKET」と書いてあるではありませんか。
なぜ「EROTIC」の文字を見落とし、店に入ってしまったのか、今でも疑問です。。。

気を取り直して観光の続きを♪
ヴァーツラフ広場は長さ750m、幅60mにもわたって広がり、広場というよりは大通り。
レストランも多く、観光客だけでなく地元の人たちも集まり、とても賑わっていました。

広場を抜け、路地を進むと旧市街広場にでます。
15世紀に作られ今なお動いている天文時計、
宗教改革の先駆者であるヤン・フスの像などもあり、観光客で賑わっていました。

『プラハの街並み』
c0110871_2022477.jpg

c0110871_2023367.jpg

さすが夏のヨーロッパ。 20:00でもまだまだ昼間のように明るい!
明日の下見がてらヴルタヴァ川沿いにでて、プラハ城を見に行きます。
石畳の路地を抜け、対岸にプラハ城が見えた時は思わず「お~」と
感嘆の声を上げてしまいました。

『プラハ城』
c0110871_20252100.jpg


プラハ城は明日ゆっくり観光するので、
今日はヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋、カレル橋を渡ります。
カレル4世の命によって1357年に着工し、60年近くかけて完成されたゴシック様式の橋。
その後17-19世紀にかけて全部で30体の聖人像が建てられました。

その内の1つに聖ヤン・ネポムツキー像があり、触れると幸運に恵まれると言われています。
あいにく私はと格闘していたため像には触れませんでしたが、
みなさんはプラハを訪れた際はぜひ触れてきてくださいね。

「虫と格闘?」と思いますよね?
たまたま時期が悪かったのかわかりませんが、このカレル橋、
虫がいっぱい飛んでいたんです(><)
全長2cmはあろうかという虫としてはなかなか大きい
得体のしれないやつらが本当にたくさん!!
なんでみんな平気な顔して歩いてるの?ってくらいです。

虫が大の苦手な私は長袖にフードを深くかぶり、目以外の顔を全て覆って
完全に怪しい人状態になりながら、虫に触れないように必死でした。
プラハは大好きですが、二度とこの橋には行きません!

虫との一戦を終え、今度は教会でコンサートを楽しみます。
今回はオルガンとトランペットという珍しい組み合わせのコンサートで、
聖フランシス セラファン教会で行われました。

『聖フランシス セラファン教会』
c0110871_2031148.jpg























オルガンのあのなんとも言えない音の響き、トランペットの迫力にすぐに引き込まれ、
時間が経つのも忘れ聞き入っていました。
多くの教会でコンサートは開かれており、そのほとんどが当日すぐにチケットを購入できます。
内容も教会や時期によって様々なので、お気に入りをぜひ見つけてくださいね。

『聖フランシス セラファン教会のオルガン』
c0110871_2034231.jpg


コンサートが終わる頃には時計は22:00をまわっていました。
さすがに外は暗くなっていたのでホテルへ帰ります。
そうそう帰りがけに見た、闇に浮かぶライトアップされたプラハ城もとても綺麗でしたよ。

『闇に浮かぶプラハ城』
c0110871_20359100.jpg



さて、シャワーを浴びて寝ますかという時に、ついに遭遇です!
「お湯がでないホテル」
しかも5階だからか水圧も弱くチョロチョロと水がでるだけ。
意を決して頭は水で洗いましたが、寒さに耐えかね体は濡れタオルで拭くだけに。。。
寝る前にテレビを見ようにも、テレビは映らないし、
鍵の閉まらない窓はあるし、”ステキなホテル”は取り消しです!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


日の長い夏のヨーロッパで、到着初日から街歩きを楽しんだようですね。

しかし、「大人の」お店まで探索していたとは驚きました。。。
非日常の連続で気分も高揚している旅行中(特に1人旅の場合)は、
普段ならまず気づくであろうものも見落とすことがあるんですね(笑)

皆さんもご旅行の際は、楽しみながらも、慎重な行動をお心がけください。
(プラハの街で日中からそんなお店が開いていたのも意外ですけどね。)
[PR]

by W_A_S | 2009-10-02 03:34 | 海外旅行  

バルト三国旅行記(5) ~ タリン(エストニア)~

初めての秋の大型連休となったシルバーウィークも終わってしまいましたが、
連休明けの木曜日、金曜日あたりは通勤電車も少しすいていたような気がしました。
日曜日までお休みをつなげて、最大9連休を楽しまれた方も多かったのかもしれませんね。

大型連休は終わりましたが、10月、11月も祝日がありますので、
この秋は海外旅行のチャンスがいっぱい♪
ご旅行を計画される方はお早めにどうぞ!


さて、今回お届けする旅行記は、いよいよバルト三国の旅の最終回
エストニアの首都・タリンをご紹介します。

前回のラトヴィア・リーガも美しい街でしたが、
今も中世の城壁にぐるりと囲まれた旧市街をもつタリンも
美しい景観が自慢の街です。

また、タリンはバルト海をはさんでフィンランドの首都・ヘルシンキが目と鼻の先。
ヘルシンキからの日帰り観光も可能ですので、ヘルシンキとはまた違った魅力のある
この街を旅程に組み込んでみるのもオススメですよ♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


2日前に到着したリーガのバスターミナルより、いよいよバルト三国、3ヶ国目となる
エストニアの首都、タリンを目指します。

ヴィリニュス、リーガ、タリンのバルト各首都間は、
鉄道は現在運行されていませんが、国際バス路線が充実しています。

ユーロラインズ(Eurolines)エコラインズ(Ecolines)といった会社が
バスを運行していますが、特にユーロラインズは、この路線に
LUX Express という新型の車両を導入していて、とても快適です。

c0110871_24825.jpg

15時半にリーガを出発したバスは、エストニアの「夏の首都」と言われる
パルヌを経由し、20時にタリンのバスターミナルに到着しました。

エストニアの通貨はクローン(1エストニアクローン=約8.5円)です。
ターミナル内のATMでクローンを入手し、バスで旧市街へ向かいました。

バスターミナルは、旧市街の南東に位置しているため、
周囲を城壁で囲まれた旧市街へのアクセスは、南東のヴィル門からとなります。

c0110871_19153225.jpg

ヴィル門を抜けるとそこは中世の香り漂うタリン旧市街
石畳の道には車はほとんど入って来ず、通りは観光客でにぎわい、
通り沿いにはオープンテラスのレストランが軒を連ね、
それまで歩いていた新市街とは街の空気が一変します。

また、タリンの街では、いたるところで民族衣装を着た売り子さんたちを見かけるため、
観光客はまるで中世のテーマパークにでも来ているかような
楽しい雰囲気を味わうことができます。

c0110871_19192012.jpg

c0110871_19193357.jpg

ヴィル門からの通りをまっすぐ進むと、旧市街の中心地、
威厳ある旧市庁舎(写真右手)と15世紀の建物に囲まれたラエコヤ広場に行き着きました。

c0110871_19202047.jpg

そのままラエコヤ広場近くのホテルにチェックインし、
エストニア料理の夕食をとり、この日は休むことにしました。

[エストニアの豚の煮凝り・スルトゥ]
c0110871_19205148.jpg

ちなみに、夕食後、やっと日の落ちた旧市街を少しだけ散策しましたが、
ぼんやりとした灯りに照らされた街並みもとても美しいものでした。

c0110871_19213866.jpg


さて、翌日は朝から観光です。
夜には船でヘルシンキに移動する予定ですので、主要なスポットをざっと見てまわります。

まずは、ラエコヤ広場に面して建つ、旧市庁舎を見学。
旧市庁舎の内部では、美しい色彩の柱が目を引く市民の間
市議会が利用した議会の間などを見ることができます。

[市民の間]
c0110871_19304798.jpg

[議会の間]
c0110871_19305893.jpg

また、旧市庁舎では、塔に登ることもできますが、塔の最上部は狭く、
金網越しの眺めとなりますので、期待するような景色を見ることはできません。

タリンでは、トームペアの展望台や、聖オレフ教会など、絶景が眺められるスポットが
ほかにもありますので、ここは無理して登る必要はないような気がします。


旧市庁舎をあとにし、次はそのトームペアに向かいます。
トームペアとはタリン旧市街の山の手地区で、下町に住んだ商人や職人などの
一般市民に対し、貴族が居を構えていた地域です。

トームペアは、旧市街のほかの部分より一段高くなった丘の上にあり、
旧市街を見下ろすような位置関係になります。

トームペアには、タリンの代々の支配者が住んだトームペア城
大聖堂(トームキリク)のほか、ネイツィトルンという四角い塔と、
キーク・イン・デ・キョクと呼ばれる丸い塔が建っています。

[トームペア城]
c0110871_1933353.jpg

[ネイツィトルン(左手前)とキーク・イン・デ・キョク(右奥)]
c0110871_19331312.jpg

また、ネイツィトルンから少し丘を下ったところには、
デンマーク国旗の起源とされているデンマーク王の庭があります。

c0110871_1934662.jpg

言い伝えによると、かつてエストニア人との戦いで窮地に陥ったデンマーク王が
この場所で神に祈ったところ、赤地に白十字の旗が舞い降り、
それに鼓舞されたデンマーク軍がタリンを攻略したとのことです。

ちなみにタリンの街の名は、Taani Linn (デンマーク人の城、の意)が
由来であると伝えられています。

また、トームペアには、タリンの街並みからはちょっと異質な印象を与える
帝政ロシアによって建てられたアレクサンドル・ネフスキー聖堂
トームペア城の目の前に立ちはだかっています。

c0110871_19344349.jpg


さて、トームペアで必ず訪れたいのは、
タリンの美しい城壁を一望できる展望台です。

トームペアには下町を見下ろす展望台がいくつかありますが、北端の展望台は、
三角屋根の塔城壁の「これぞタリン」という絶景を拝むことができるスポットです。

c0110871_19362572.jpg

c0110871_19363999.jpg

タリンには、今も26もの城壁の塔が残っていると言われていますが、
その中にはユニークな愛称を持つものもあるんです。

1つは、トームペア城の裏手に、エストニアの三色旗を掲げて
スマートに建つのっぽのヘルマン
そして、もう1つは、旧市街の一番北に位置するスールランナ門の傍らに
建つ砲塔、その名もふとっちょマルガレータです。

写真をご覧いただければ納得されると思いますが、
こうしたユーモアあふれる名前がつくのも愛着があるからなのでしょうね。

[のっぽのヘルマン]
c0110871_19375916.jpg

[ふとっちょマルガレータ]
c0110871_1938840.jpg


さて、トームペアを下り、下町にあるスポットをいくつかまわってみることにします。

[トームペアから下町へと下るピック・ヤルク(長い足)通り]
c0110871_20172621.jpg

[建物が密集した旧市街の街並み]
c0110871_20173715.jpg


まず訪れたのは、聖霊教会

c0110871_1942682.jpg

こちらの教会では聖霊の降誕が再現された木彫りの彫像や、
桟敷席に描かれた57枚もの絵画貧者の聖書を見ることができます。

[聖霊の降誕を描いた木彫りの彫像]
c0110871_19422355.jpg

[貧者の聖書]
c0110871_19423223.jpg

次は、スールランナ門の近くに位置する集合住宅・三人姉妹です。
リーガの「三人兄弟」同様、並んで建つ姿が兄弟姉妹を連想させます。
なお、この三人姉妹は、現在ホテルとして営業中で、中世タリンの
建築様式に触れることができる貴重なスポットとなっています。

c0110871_19432953.jpg


最後に、旧市街でもっとも高い124メートルの高さを誇る塔を持つ
聖オレフ(オレヴィステ)教会をご紹介します。
この教会の塔は、15世紀には159メートルもあったと言われ、
当時は世界一の高さと評判だったそうです。

[ライ通りの先に姿を現した聖オレフ教会の塔]
c0110871_19441517.jpg

この教会には1つのエピソードがあります。
教会の建築の仕事を引き受けたオレフという名の巨人が、
莫大な報酬を要求する代わりに、もし教会が完成する前に彼の名前がわかったら、
報酬は1ペニーでいい、という条件を提示したそうです。

市民たちは必死に彼の名を探り、ついにオレフが最後の仕事、
塔の上の十字架をつけようかという時に、彼の名を突き止めます。
下から彼の名を叫ぶ市民の声を聞き、ショックを受けたオレフは、誤って転落し、
地面に打ち付けられた彼の体からは、1匹のヒキガエルと1匹の蛇が飛び出し、
体はすぐに石になってしまった、というものです。

このエピソードを元に作られたオレフの石像は、教会裏手で見ることができます。

c0110871_19445852.jpg

また、この教会に来たなら、塔の上からの景色は必見です。

[下から見ると、塔の上にいる人は豆つぶほどの大きさ...]
c0110871_19453624.jpg

[実際に登ってみると、せまい足場と意外に頼りない柵がスリル満点]
c0110871_1946147.jpg

タリンの街を覆う赤い屋根の家々や、城壁の塔、さらに、トームペアが
旧市街からは一段高くなっている様子が、ここからならはっきりわかります。

[城壁と塔の眺めもばっちり]
c0110871_1947324.jpg

[旧市街より一段高くなっているトームペア(右上)]
c0110871_19471238.jpg


タリンの旧市街をざっと見てまわり、夜にはヘルシンキへと移動しました。
タリンからヘルシンキへの船は、タリン港と市民ホール港の2ヶ所から出ていますが、
今回は市民ホール港から出る高速船・リンダライン(Linda Line)を利用しました。

c0110871_19484914.jpg

タリン⇔ヘルシンキ間は、リンダラインなら2時間弱。
市の中心に近いマカシーニターミナル(MakasiiniTerminaali)に到着します。

c0110871_20443521.jpg

食事でも楽しみながらゆっくり船旅を楽しみたいという方は、
タリン港から出るフェリーがオススメです。

ヘルシンキでは1泊しましたが、バルト三国の情緒あふれる雰囲気にどっぷり浸かった身には
開放的で洗練されたヘルシンキの街は、少々物足りなさが残りました。

ただ、大きな岩をくり抜いて造られたという通称「岩の教会」、
テンペルアウキオ教会は、いかにもデザイン大国・フィンランド、という感じで、
これまでバルト三国で見てきた教会とのあまりの違いが新鮮でした。

[教会とはとても思えない外観]
c0110871_2058361.jpg

[スタイリッシュなデザインと自然が融合した教会内部]
c0110871_212659.jpg


その他のヘルシンキの街並みは、写真でのみご紹介させていただきます。

[エスプラナーディ公園]
c0110871_20503613.jpg

[マーケット広場]
c0110871_2051822.jpg

c0110871_20512519.jpg

[ヘルシンキ大聖堂]
c0110871_2051471.jpg

c0110871_20515687.jpg

c0110871_2052540.jpg


では最後にタリンでの宿泊先をご紹介してこの旅行記を終わりにしたいと思います。

タリンで滞在したのは、ラエコヤ広場から徒歩30秒の
マーチャンツ・ハウス(Merchant's House)
その名の通り、中世の商人の住宅を改装したホテルです。

部屋はモダンな印象ですが、方向感覚がなくなってくるほど
入り組んだ通路や、地下のダイニングスペースもいい雰囲気。
立地、快適性、歴史的価値といずれも◎のホテルです。

[地下にある食堂]
c0110871_2132928.jpg


長々とお届けしてまいりましたバルト三国の旅行記ですが、
行きたいと思えるような場所はありましたでしょうか?

個人的には、今回訪れた街も、行くことができなかった街も
ぜひもう一度行ってみたいと思っています。

「バルト三国」というと、旧ソ連の国々という印象で、
なんとなく暗いイメージを抱きがちですが、実際は東ヨーロッパというよりは
街並みや雰囲気は、むしろ西ヨーロッパの国のようでした。

見どころもたくさんありますので、皆さまの今後の
ヨーロッパ旅行の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?


c0110871_2142746.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


バルト三国の旅、いかがでしたか?

リトアニア、ラトヴィア、エストニア、それぞれ異なる魅力がいっぱいですので、
どうせなら3ヶ国まとめて訪れたいところですが、
いずれか1ヶ所だけでも十分楽しめそうですね。

特に、ヘルシンキの間近にあるタリンや、ストックホルムからのフェリーもある
リーガなどは、他の都市とのセットで訪れてみるのもよさそうです。

ヴィリニュス、カウナスといった都市に加え、十字架の丘や、
海岸沿いには世界遺産のクルシュ砂州もあるリトアニアは、
どちらかというとゆっくり周遊してみたい感じです。

まだまだ日本では旅行先として一般的とは言えませんが、
他のヨーロッパ諸国にも決してひけを取らないバルトの国々、
ぜひ多くの方に訪れていただきたい地域です。
[PR]

by W_A_S | 2009-09-28 21:24 | 海外旅行  

バルト三国旅行記(4) ~ リーガ(ラトヴィア)~

更新がすっかり遅くなってしまいました。。。

今回は、バルト三国旅行記の第4回目、
ラトヴィアの首都・リーガをご紹介いたします。

バルト三国の旅行記も今回の分を含めて残すところあと2回、
世界遺産にも登録されているラトヴィアとエストニアの美しい首都の街並みを
ご紹介していく予定です。

それではさっそくどうぞ♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


リーガは、バルト三国きっての大都市で、
先に訪れたリトアニアのヴィリニュスの持つのどかな雰囲気や
中世の面影をよく残したエストニアのタリンの街並みとはまた違った
開放的で洗練された都会の雰囲気が楽しめる街です。
また、かつてはハンザ同盟に加盟し、大きな発展を遂げた歴史があり、
ドイツの影響を色濃く受けていることも、この街の特徴といえます。

リーガの街は、ダウガヴァ川と運河に囲まれた旧市街が観光の中心となりますが、
そのほかにも見どころがたくさん♪
まずは、前日到着したバスターミナルの向かいにある
中央市場に行ってみることにしました。

リーガの中央市場がユニークなのは、なんといってもその外観。
巨大なドーム型の建物が運河沿いに4基、さらにそれらと垂直方向に1基、
計5基のパビリオンが並ぶ姿はじつに見ごたえのある景色です。
c0110871_2384579.jpg

この建物は、ドイツのツェッペリン型飛行船の格納庫だった建物を解体して造られたそうで、
その形はなるほど格納庫を彷彿とさせるものがあります。

各パビリオンは、建物ごとに、肉、魚、野菜、乳製品、といった感じに分かれていて、
天井の広い独特の空間と、活気ある市場の雰囲気を感じることができ、
ぶらぶらと見てまわるだけで楽しいスポットです。
 
[こちらはお肉専門の建物]
c0110871_2393558.jpg
 
[お菓子屋さんの前で足を止めるおじさん]
c0110871_23123222.jpg

また、それらの巨大なパビリオンの周辺には、野菜や果物を売る露店が立ち並び、
一帯にはベリー系の甘い香りが立ち込めています。
c0110871_23124920.jpg


続いては、旧市街からはさらに遠のきますが、中央市場の裏手にそびえる
なんとも旧ソ連っぽい建物、科学アカデミーに立ち寄ります。
c0110871_23134069.jpg

こんなところに何の用があるかというと、こちらのビルの17階にある展望デッキは、
リーガの街が一望できる穴場スポットなんです。
c0110871_23144758.jpg

リーガの街を上から眺めるなら、旧市街にある聖ペテロ教会の塔が定番ですが、
こちらのいいところは、オープンなスペースなので、広々として開放感があるということと、
もうひとつ重要なのは、訪れる人が少ない(!)ということです。
この日も、訪れたときには地元のカップル1組だけで、
思いきり油断して2人の世界に浸っていたところに突然お邪魔して、驚かせてしまいました。。

ここからは、ダウガヴァ川の悠然とした流れや、先ほどの中央市場、
さらには、旧市街の聖ペテロ教会や、リーガ大聖堂まで見渡せます。
 
[天高くそびえる聖ペテロ教会の塔(中央)とそのすぐ右に見えるリーガ大聖堂]
c0110871_2315593.jpg


それでは、リーガ観光のメイン、旧市街へと足を運んでみたいと思います。
リーガの旧市街は、歴史ある教会はもちろん、建物ひとつひとつが美しいので、
通りを歩いているだけで楽しくなってきてしまいます。
c0110871_23202746.jpg

まずは、新市街と旧市街とを隔てる運河沿いにある立派な建物、
国立オペラ座に行ってみました。
 
[緑豊かな運河沿いの景色]
c0110871_1133683.jpg
 
[堂々とした外観のオペラ座(内部の大ホールも絢爛豪華)]
c0110871_23212543.jpg

リーガでは、本格的なオペラやバレエを格安で観ることができますが、
あいにく夏はシーズンオフということで、今回は観劇することはできませんでした。

運河沿いに進むと、天高く伸びる1本の塔が見えてきます。
c0110871_23225485.jpg

こちらは、1935年にラトヴィア最初の独立を記念して建てられたという自由記念碑で、
1時間おきに衛兵の交代を見ることもできます。
c0110871_23231252.jpg


自由記念碑から旧市街の中心を貫く目抜き通り、
カリチュ通りを中心に向かって進むと、リーガの中心、市庁舎広場に出ます。

この広場に面して建つ、ブラックヘッドの会館は、リーガといえばココ!という、
この街を代表する景観に思えますが、じつは、2000年に再建された新名所なんだそうです。
 
[聖ローランドの像(手前)とブラックヘッドの会館(後方)]
c0110871_2326579.jpg

美しいファサードの上部に据えられた大時計には、二度と同じものが造れないように、
時計を造った職人の目をくり抜いてしまった、というなんとも残酷な言い伝えも残っています。
大時計の下には、リーガ、ハンブルク、リューベック、ブレーメンという
各ハンザ都市の紋章とギリシア神話の神々の彫像が置かれ、
リーガがもっとも輝いた華々しい時代の様子を思い起こさせます。

この華やかな広場の斜め向かいには、高さ123.25メートルの塔が迫力満点の
聖ペテロ(ペーテラ)教会がそびえています。
c0110871_2327498.jpg

科学アカデミーにも登りましたが、
リーガに来たからには、聖ペテロ教会に登らなければ始まらない、というわけで、
72メートルの高さにある展望台へ、エレベータで一気に上昇。
眼下には、科学アカデミーからの眺めよりもリアリティのある
リーガの街が広がっています。
 
[中央市場のパビリオン(中央)や科学アカデミー(左後方)まで一望]
c0110871_23365965.jpg
 
[ダウガヴァ川を渡る列車もこんなにかわいらしく見えます]
c0110871_23383650.jpg

聖ペテロ教会の裏手には、ゴシック様式の聖ヨハネ(ヤーニャ)教会が建ち、
2つの教会を隔てるスカールニュ通りには、バルト三国名産の琥珀や、
ロシアのマトリョーシカ、きれいな模様のマフラーやミトンなどを売る出店が並び、
社交的な雰囲気で、いかにも観光地といった趣きです。
 
[聖ペテロ教会裏手の広場(手前)と聖ヨハネ教会(後方)]
c0110871_23432293.jpg
 
[聖ヨハネ教会内部]
c0110871_2344649.jpg
 
[スカールニュ通り沿いの露店]
c0110871_23443519.jpg

さて、スカールニュ通りをカリチュ通り方面へと戻り、
カリチュ通りを通り過ぎてさらに進むと、リーガ大聖堂に面した、ドゥアマ広場に出ます。
c0110871_23505581.jpg

リーガ大聖堂は、美しいステンドグラスが有名ですが、
ここでは、パイプオルガンのコンサートも行われるので要チェックです。
今回はあまり時間がなかったのですが、次の目的地・タリンへのバスを1本遅らせて、
リーガ滞在最終日に、お昼のミニコンサートに行ってみました。
コンサートは、30分弱の短いものでしたが、教会の広い空間に響き渡る
パイプオルガンの音は重厚で、予定をずらしてでも行った甲斐がありました。
このお昼のコンサートは、毎日やっているようですので、
リーガを訪れたら、ぜひ足を運んでみてください。
 
[大聖堂内部のステンドグラス]
c0110871_23525790.jpg
 
[夕暮れ時のリーガ大聖堂(ギターの生演奏を聴きながらドゥアマ広場での食事も楽しめます)]
c0110871_23553833.jpg

神聖な雰囲気漂うリーガ大聖堂を後にし、さらに旧市街の奥へと歩を進めると、
かつての城壁が一部だけ残った場所があり、唯一残った城門、
スウェーデン門をくぐることができます。
 
[わずかに残った城壁の跡]
c0110871_23574872.jpg
 
[スウェーデン門]
c0110871_23582267.jpg

この付近にも、火薬塔や、三人兄弟といった見どころがあります。
 
[火薬塔]
c0110871_23593091.jpg

三人兄弟とは、それぞれ違った年代に建てられた中世の住宅で、
3軒並んだ様子を兄弟に例えるなんて、おもしろい感覚だと思いましたが、
タリンでも三人姉妹と呼ばれる住宅があったり、塔の名前が擬人化されていたりします。
 
[三人兄弟(右から長男、次男、三男。建造年により窓の大きさや装飾が異なっています)]
c0110871_00596.jpg


リーガにはまた、旧市街だけでなく、
新市街にもぜひとも訪れておきたいスポットがあります。

たとえば、アルベルタ通り周辺は、ドイツ版アールヌーボーと言われる
ユーゲントシュティール建築の建物がそこかしこに見られるスポット。
ユーゲントシュティール建築は、曲線を多用した過度な装飾が特徴の建築様式で、
特に、デフォルメされた人間の像が目を引きます。

ここでは、上にも目を向けながら歩いてみましょう。
通りを歩いていて、どこか居心地の悪さを感じたら、
それは、建物の上から注がれる彫像たちの視線のせいかもしれませんよ。
 
[一見普通の通りですが、建物に施された彫刻をよくよく眺めてみると・・・]
c0110871_08624.jpg
 
[こんな表情や・・・]
c0110871_0112189.jpg
 
[こんな視線が向けられているかも。。。]
c0110871_0123037.jpg

ちなみに旧市街でも、通りを歩きながらふと上を眺めてみると、
こんなかわいらしい像や
c0110871_1304354.jpg

こんなユニークな彫刻を見つけることもできますよ。
c0110871_131888.jpg


さて、リーガでの2泊の滞在を終え、
3日目は、エストニアのタリンへと向かう日でしたが、
リーガ大聖堂のコンサートを聴くためにバスを遅らせた関係で、
若干時間が余りました。

2時間もないくらいですので、買い物でもして時間を潰してもよかったのですが、
せっかくなら鉄道に乗ってみようと思い、リーガ駅から
ユールマラと呼ばれる近郊の海岸めざし、列車に飛び乗ってみました。
 
[近代的なリーガ駅]
c0110871_0162495.jpg
 
c0110871_0164686.jpg


とりあえず、時間の許すところまで行こうと思い、
列車を降りたのは、ユールマラの中心地・マユァリ駅
c0110871_0183668.jpg
 
c0110871_0190100.jpg

駅前から続く通りにはカフェなどが軒を連ね、いい雰囲気ですが、
とにかく時間がなかったため、すべて素通りして海と思われる方向へ。
しばし歩くと、細い路地の先にユールマラの海岸を見ることができました。
 
[マユァリ駅前の街並み]
c0110871_021248.jpg
 
[ユールマラの海岸]
c0110871_0215355.jpg

が、海岸に留まっている時間もなく、駆け足でまたマユァリ駅へ。
ほぼジャストのタイミングで帰りの列車に間に合い、リーガへ戻りました。
c0110871_0224982.jpg

ほとんど往復しただけで終わってしまった鉄道での移動でしたが、
異国情緒を味わうことができる鉄道で近郊の街を訪れてみるのもオススメです。

たとえば、リーガから1時間半ほどで、「ラトヴィアのスイス」と言われる
ツェースィスという美しい街を訪れることもできますよ。


最後にリーガで滞在したホテルをご紹介いたします。

リーガで滞在したのは、リーガ駅のすぐ目の前、
旧市街も運河を挟んで目と鼻の先という好立地に位置する
ノルディックホテル・ベレヴュー(Nordic Hotel Bellevue)
c0110871_0234772.jpg

歴史ある建物ですが、内部は改装されてモダンな雰囲気。
ワイヤレスインターネットなどの設備のそろった近代的なホテルです。
c0110871_024696.jpg

旧市街の中にあるホテルももちろんいいですが、
鉄道駅やバスターミナルにも近いこちらのホテルなら、
到着時、出発時の移動も比較的ラクですね。


夏は日が長いリーガでは、夜10時過ぎまで街歩きが楽しめます。
リーガをご旅行の際には、旧市街を歩き回って、ぜひ美しいこの街を満喫してみてください。
この時期(6月末)では、11時くらいにならないと暗くなりませんでしたが、
夜の帳が下りた街の様子も素敵ですよ。
 
[雰囲気のいいレストランが軒を連ねる小径、メイスタル通り]
c0110871_0354463.jpg
 
[旧市街と新市街を隔てる運河の先に見えるリーガ駅の時計塔]
c0110871_0363871.jpg


次回は、バルト三国旅行記の最終回。
中世の城壁に囲まれたエストニアの首都・タリンの旧市街を中心にお届けする予定です。


c0110871_141287.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


旧市街も新市街も見どころたくさんの都会的な街・リーガでは、
美しい街並みとともにショッピングもお楽しみいただけます。

古代バルト族のデザインをモチーフにしたアクセサリーを扱うショップなどもありますので、
街歩きの途中に寄り道してみてはいかがでしょうか。
[PR]

by W_A_S | 2009-09-23 23:27 | 海外旅行  

バルト三国旅行記(2) ~ リトアニアの歴史・文化を感じる街 ~

9月ですね。

今年はシルバーウィークという大型連休の影響もあり、
9月にご旅行にお出かけになるお客さまが多いようです。
連休周辺を除けば、まだまだオトクな航空券をゲットできますので、
あきらめる前にぜひ一度お問い合わせください♪

また、9月のご出発が多いもうひとつの要因としては、
燃油サーチャージがかからない(!)、もしくは、かかっても以前より格段に安い(!)、
という事情が挙げられるかと思います。

残念ながら、10月以降に購入される航空券では、
ほぼすべての航空会社で燃油サーチャージの再設定、または値上げが予想されるものの、
TVのCMでもやっていましたが、10月以降にご出発のご旅行でも、今のうちに購入すれば
燃油サーチャージは現在の金額が適用となります(一部の航空会社を除く)。

というわけで、海外旅行好きの皆さま、今年の9月はオトクに旅行を楽しみ、かつ、
少し先の旅行についても計画的に購入される月にされてみてはいかがでしょうか?


さて、今回の旅行記ですが、バルト三国をめぐる旅の第2回目、
前回お届けした首都・ヴィリニュスの近郊で、リトアニアの歴史文化に触れられる街、
それに、ちょっと変わったリトアニアの料理についてお届けします。

それでは、どうぞ!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


ヴィリニュスは「小さなローマ」と呼ばれることもあるくらい、
中世の面影をそこかしこにとどめた、見どころの多い街です。

主要な見どころについては、前回の旅行記でご紹介させていただきました。

もちろんご紹介した以外にも素敵な場所はまだまだあるのですが、
旅行という限られた時間ですので、そのすべてを見ることはできません。

しかし、ヴィリニュスの旧市街をある程度見てまわったからといって、
「じゃあ、次の目的地へ。」と言うのはちょっと早過ぎます。

ヴィリニュスの周辺にも、リトアニアの歴史や文化を
感じることができるおすすめのスポットが点在しているんです。


ひとつは、ヴィリニュスから西へ約30キロ。
30以上もの湖と緑濃い森に囲まれた美しい街・トゥラカイです。

そんな街自体の景観も素敵なトゥラカイですが、ここでの見どころは、
なんといっても湖に浮かぶように建つ中世の城、トゥラカイ城です。

c0110871_313945.jpg

トゥラカイは、ヴィリニュスに移る前に首都が置かれていたという古都。
その後の街の衰退とともにトゥラカイ城も廃墟となってしまいましたが、
20世紀後半にようやく修復され、かつての美しい姿を取り戻しました。


トゥラカイへは、ヴィリニュスからバス、
もしくは鉄道でも行くことができるようですが、便数の多いバスが便利。

ヴィリニュス駅のはす向かいにあるバスターミナルから、
30分に1本くらいの割合でトゥラカイへ行くバスが出ています。
 
[バスターミナルの建物]
c0110871_3125921.jpg
 
[乗り場]
c0110871_3162484.jpg

トゥラカイのバスターミナルからトゥラカイ城までは、
1km以上の距離がありますが、1本道なので、
進む方向さえ間違えなければ、迷う心配はありません。

バスターミナルの角に建つ案内板で方向を確認し、
トトリシュキュウ湖を左手に眺めながらまっすぐ進みます。
 
[案内板]
c0110871_3245884.jpg
 
[トトリシュキュウ湖]
c0110871_3275250.jpg

20~30分くらい歩くと、今度は右手にルコス湖が見え始め、
土産物を売るお店に、多くの観光客、そして、湖に渡された
トゥラカイ城へと続く木の橋が目に入ります。

c0110871_332959.jpg

まず、湖岸から1つめの橋を渡って湖上の島へ。
さらにもうひとつ橋を渡った先の、2つ目の島にお城は建っています。

c0110871_33230100.jpg

写真や、遠めから見た感じでは、メルヘンチックなかわいらしい印象ですが、
近くで見るとなかなか迫力があり、内部に足を踏み入れると、跳ね橋や
銃眼など、お城としての機能がしっかり備わっていることがわかります。

c0110871_3425227.jpg


なお、トゥラカイにはカライム人という少数民族が暮らしており、
通りに面して並んだ3つの窓が特徴的な彼らの伝統家屋など、
カライムの文化が今なお残るエリアとしても知られています。
 
[3つ窓のカライム伝統家屋が並ぶトゥラカイの通り]
c0110871_4331725.jpg

トゥラカイの通りには、羊肉のパイを窯で焼いた「キビナイ」という
カライムの民族料理を出すカフェやレストランが軒を連ねていますので、
せっかくトゥラカイに来たからには試してみたいところです。

バスターミナルに戻る途中に立ち寄ったカフェで食べたキビナイは、
肉汁がたっぷり入ったアツアツのパイで、おやつにちょうどいいものでした。

c0110871_4334311.jpg



続きまして、おすすめスポット、2つめは、ヴィリニュスから
北西に約30キロの場所に位置する古代都市・ケルナヴェです。

c0110871_4342111.jpg

こちらは、トゥラカイよりもさらに古い歴史を持つ街で、
リトアニア最古の首都と言われています。

但し、今のケルナヴェに残るのは、遠い昔の栄華の跡を偲ばせる遺跡のみ。

こんもりとした5つの小高い丘と、その先に広がる平原に
ネリス川が流れる、、とてものどかで、アニメか映画の一場面のような、
なんとも言えない美しい景色が広がっています。

c0110871_6214212.jpg

今回のバルト三国をめぐる旅では、たくさんの美しい景色と出会えましたが、
個人的にはケルナヴェの景観がいちばん印象に残っています。

ちなみに、ケルナヴェは、ユネスコの世界文化遺産に登録されていますので、
世界遺産フリークの方も要チェックですよ。

c0110871_4361236.jpg


さて、バルト三国では、毎年夏至を祝うお祭りが各地で催されます。

夏至は6月24日ですが、お祭りは23日の夜から始まり、
夜を徹して、24日の明け方まで続くんです。

ケルナヴェの夏至祭も有名で、ヴィリニュスや周辺各地から多くの人が集まってきます。

今回の旅行では、ちょうどヴィリニュス滞在中に夏至を迎えたため、
夏至祭にあわせて、ケルナヴェを訪れることができました。

6月23日、日中に訪れたトゥラカイからヴィリニュスに戻り、
夕方、ケルナヴェへ向けて出発です。

ケルナヴェへもヴィリニュスのバスターミナルからバスが出ていますが、
帰りが深夜になってしまうのと、夏至の祝日でバスが運行しない可能性が
あったため、今回は現地で車の送迎を利用しました。

ケルナヴェに着いたのは、夜の8時前。
夏至祭会場へは車で入れないため、付近の民家が貸し出す野趣あふれる
臨時駐車場に車を停めます。

c0110871_4464794.jpg

いちおうステージがあり、8時に開会式となっていますが、
屋台をぶらぶら見てまわったり、丘に寝そべったり、
皆が思い思いにお祭りの雰囲気を楽しんでいました。
 
[屋台が並び、日本の縁日のような雰囲気]
c0110871_4494153.jpg
 
[屋台エリアと丘の間に建つケルナヴェ教会]
c0110871_454326.jpg
 
[丘への入口で清めの水(?)をかける人]
c0110871_4573239.jpg

丘の上では、民族衣装に身を包んでダンスを踊るグループが
あちこちにいたりして、お祭り気分を盛り上げてくれます。

c0110871_458331.jpg

女性の多くは花輪を編んで、それを頭に被っていました。
深夜になると、その花輪に蝋燭をくくりつけて、川に流すイベントがあり、
男女の花輪が一緒に流れるとその二人はその年に結婚できると
言われているそうです。

c0110871_459241.jpg

10時くらいに日の入りを迎えると、それぞれの丘では
キャンプファイヤーや火を使ったパフォーマンス行われ、
お祭りはさらに盛り上がります。
 
[メインの丘ではキャンプファイヤー]
c0110871_5135068.jpg
 
[また別の丘では火を使ったパフォーマンス]
c0110871_5153775.jpg

そしていよいよ1時過ぎくらいから、花冠の川流しが始まる予定でしたが、
12時くらいから降り出した雨が強くなってきたため、
翌日の観光もあるので、今回はこのあたりで帰ることにしました。

その後、ヴィリニュスへの帰路、激しい雷雨となり、
本来は日の出まで続くはずの夏至祭はどうなってしまったのか、、
それだけが気がかりでした。

ちなみにリトアニアの昔の人は、夏至祭の夜の天気で、
その年のクリスマスの天気を占ったそうで、夏至祭の夜が雨のときは、
クリスマスは吹雪なのだそうです。。


それでは、最後に、日本ではまだ馴染みの薄い
リトアニア料理についてご紹介したいと思います。

リトアニア料理はどれも美味しかったのですが、
けっこう風変わりなものが多かったですね。

その代表格が「ツェペリナイ」
名前の由来が「飛行船」というところからなんだかすごいです。

モノはというと、飛行船のような(?)形に成形された粘り気の強い
ジャガイモの中に肉などの詰め物がされ、ソースとともにいただく、
という代物です。

あの独特の食感は、食べてみないことにはわからないですね。

ツェペリナイのお供には、暑い夏に爽やかな赤カブの冷製スープ、
シャルティバルシュチェイを。
こちらは冷製のボルシチという意味なのだそうです。
 
[シャルティバルシュチェイ(左) と ツェペリナイ(右)]
c0110871_537888.jpg

リトアニア料理には、ジャガイモを使ったものが多く、
ジャガイモのパンケーキは、いろいろなところで見かけました。
 
[ケルナヴェの屋台で食べたジャガイモのパンケーキ]
c0110871_5382248.jpg
 
[こちらはレストランで食べたもの]
c0110871_5391921.jpg

また、リトアニアに来たらぜひ試していただきたいのが、
ディエノス・ピートゥスと呼ばれる、要は日替わりのランチセット。

カフェなどでよく出されますが、値段も安くて
スープやサラダ、コーヒーなどがついてオトクです。
 
[聖アンナ教会近くのカフェで食べたディエノス・ピートゥス]
c0110871_5431844.jpg
 
[店先のこんな看板が目印!]
c0110871_5443937.jpg

ヴィリニュスには、おしゃれで気持ちのいいカフェがたくさんあり、
軽い食事もできるところが多いので、ヴィリニュスを訪れた際には
ぜひ試してみてくださいね。
 
[ウジュピスの入口、ヴィリニャ川沿いのカフェ]
c0110871_5473610.jpg
 
[見つけると幸せになるというウジュピスの人魚像はこのカフェのすぐ近く!]
c0110871_5493961.jpg

さて、次回はいよいよリトアニアから2ヶ国目、ラトビアへと陸路で入ります!



c0110871_551781.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


美しい景観と古い歴史を持つトゥラカイケルナヴェ、そして、
日本人からするとかなり斬新なリトアニアの料理はいかがでしたでしょうか。

思い出したら、また食べたくなってきてしまいました・・・(笑)

また、ケルナヴェでは、夏至祭の模様をお伝えしましたが、7月の初旬には、
もうひとつのビッグイベント、古代リトアニア人の生活の様子などを再現する
ケルナヴェ古代祭が開催されたようです。

こちらもこの時期にヴィリニュスを訪れたらぜひ行ってみたい注目のイベントですね。
[PR]

by W_A_S | 2009-09-06 05:56 | 海外旅行  

バルト三国旅行記(1) ~ ヴィリニュス (リトアニア) ~

8月も残すところあと1日、夏も終わりに近づきつつあるといった雰囲気ですが、
今回の旅行記は、初夏に訪れたというヨーロッパ、バルト三国の様子をお届けします。

ところで、バルト三国、、、言えますか・・・?
2つまでは思い出したけど、もう1つがどうしても出てこない、、、
という方も多いかもしれませんね(笑)

正解は、リトアニアラトビアエストニアです。

「バルト三国」という名称で呼ばれるために、ひと括りにされてしまいがちな国々ですが、
じつは国ごとに民族や言語・文化が異なり、それぞれ独自の魅力を持っています。

3ヶ国それぞれの魅力をお伝えするべく、
今回の旅行記は、何週かに分けてお届けさせていただきます。

3ヶ国すべて言えた方も、どこにあるのかもちょっと、、、という方も
これを読めば、「へぇー、バルト三国ってこういうところなんだ」とわかっていただけるはずです!

まず第1回目の今回は、リトアニアの首都・ヴィリニュスのご紹介です。
それでは、どうぞ!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


ヴィリニュスを訪れたのは6月の下旬、ちょうど夏至の前後。
この時期のバルト三国は陽が長く、ちょっとオトクな気分です。

今回利用した航空会社は、フィンランド航空(フィンエアー)。
バルト三国へ行くにはいちばん便利な航空会社です。
c0110871_19192764.jpg

フィンランドは、ヨーロッパの中でも北東の端っこに位置していますから、
一見なんだか遠そうなイメージですが、地球儀で日本からヨーロッパへ直線を引いてみると、
じつはいちばん手前に来るのがこの国。

つまり、フィンエアーが拠点を置くヘルシンキのヴァンター空港が、
日本から見るとヨーロッパの空の玄関にあたるんですね。

ヴァンター空港は乗継に便利な空港で、乗継エリア内には、
日本でも人気のファッション・インテリアブランドのマリメッコや、
ムーミングッズを扱うショップなどが並んでいます。
 
[マリメッコ]
c0110871_2015839.jpg
 
[ムーミンショップ]
c0110871_20152964.jpg

梅雨空の日本から一転、ヘルシンキは青くて広い空が広がっていました。
ここで小さな飛行機に乗り換え、ヴィリニュスへと向かいます。
c0110871_2021754.jpg

1時間ほどのフライトで、ヴィリニュスに到着したのは夕方5時半。
さっそく空港でユーロをリトアニアの通貨・リタス(1リタス=約40円)に両替し、
市内の中心部を目指します。

空港からはバスやタクシーも利用できますが、今回は最近できたという鉄道で。

空港を出てまっすぐ歩いていると、橋の下に線路が一本。
そこで顔を左に向けると、線路へ降りるガラス張りのエレベータと
あっさりとしたプラットフォームが目に入りました。
駅は無人で、切符は車内の車掌さんから買うシステムです。
c0110871_20292913.jpg

まだ新しい電車はすぅっと滑らかに動き出し、しばし車窓を眺めていると
あっという間にヴィリニュス中央駅に到着しました。
c0110871_20373075.jpg

荷物もあるのでホテルへはタクシーを利用したいところでしたが、なんとなく不安で、
結局、現地の人に混じって、ちょっと混雑したトロリーバスのお世話になりました。
 
[駅前のバスターミナル] ※写真はトロリーではなく、通常の路線バス
c0110871_20374983.jpg

新市街のメインストリート、ゲディミノ大通りでバスを降り、
そこから歩いてホテルに無事到着することができました。


さて、それではヴィリニュスの観光スポットをご紹介していきたいと思います。

中世のたたずまいを残した旧市街「ヴィリニュス歴史地区」は、
ユネスコの世界遺産に登録されています。
じつはバルト三国の首都は、ヴィリニュスだけでなく、
ラトビアのリーガ、エストニアのタリンと、そのすべてが世界遺産です。

リーガやタリンと違って、内陸部にひらけた街であるヴィリニュスは、
緑が多く、街全体がやわらかい印象です。


ヴィリニュスを語る上で、まず欠かすことのできない存在が、
旧市街の北の端に位置する大聖堂(アルキカテドゥラ)です。
c0110871_2181190.jpg

ここはゲディミノ大通りの起点となっており、滞在したホテルからも近かったため、
まずはここから街歩きをスタートすることにしました。

この大きく立派な建物の正面や側面には、たくさんの彫刻が彫られ、
入口正面の屋根にはソ連時代には撤去されていたという三聖人の像が街を見守っています。
c0110871_21591959.jpg

また、傍らに建つ鐘楼はかつては城壁の塔だったそうで、
今はない城壁は、色の違う敷石によってそのがわかるようになっています。
c0110871_2185962.jpg

天井が高く、広々とした大聖堂内部の見どころとしては、
天窓から光が差し込み、神聖な雰囲気がただよう聖カジミエルの礼拝所があります。
c0110871_21593980.jpg

また、絶世の美女と言われたバルボラ・ラドヴィライテ妃などの棺が安置された
地下(ポジェミス)もぜひ見てみたいスポットですが、こちらは原則、個人での見学ができず、
ツアー客のみが対象のため、受付でお願いして、ツアーに混ぜてもらうことにしました。
ただし、当日はツアーの予定が入っていなかったため、翌日のフランス人のツアーに混ざり、
フランス語の説明は理解できませんでしたが、独特の雰囲気は感じることができました。
 
[バルボラ・ラドヴィライテ妃の棺]
c0110871_2227516.jpg

大聖堂を後にし、裏手の丘を登ると、かつてこの場所にあったゲディミナス城の
城壁の塔であるゲディミナス塔が建っています。
c0110871_22404668.jpg

塔の上からは緑豊かなヴィリニュスの街が一望できます。
c0110871_2241426.jpg

塔の高みから街のあらましを把握したら、旧市街のさらに内部へと歩を進めてみましょう。

ゲディミナス塔の丘を下ると、一国の首都である都会に、山あいの清流を思わせる
ヴィリニャ川が流れていて、とても気持ちのいい散歩コースになっています。
c0110871_22472824.jpg

そんなヴィリニャ川に沿って歩いていると、ゴシック建築の傑作と言われる
聖アンナ(オノス)教会の脇に出ました。

33種類もの異なる形のレンガを使って建てられたというこの教会には、
フランスの英雄・ナポレオンをして「フランスに持ち帰りたい」と言わしめたという
エピソードが残っています。
 
[聖アンナ教会(左)とベルナルディン教会(右奥)]
c0110871_22474717.jpg

そのすぐ隣に位置するベルナルディン教会は、美しいフレスコ画で有名ですが、
すでに色あせてしまったフレスコ画は現在修復中とのことです。

さて、ここから旧市街の中心へと少し上っていくと、
旧市街を南北に貫くメインストリート、ピリエス通りに出ます。
c0110871_233312100.jpg

ピリエス通りを歩いていると、旧市街でもっとも高いという聖ヨハネ(ヨノ)教会
鐘楼が見えたので、ヴィリニュス大学の中庭から聖ヨハネ教会を眺めることにしました。

すると、そこは多くの学生やその父兄の方々でごった返していました。
c0110871_23334432.jpg

ちょうど聖ヨハネ教会の祭壇でヴィリニュス大学の学位授与式が行われ、
中庭で記念撮影などをしているところに出くわしたようです。
c0110871_2334423.jpg

普段は厳かな雰囲気が漂っているであろう教会の内部も
この日ばかりは華やかな雰囲気に包まれていました。
c0110871_23342239.jpg

ちなみに、ヴィリニュス大学も見どころの多いスポットです。
豪華な内装がみごとな古書室へは、日程の都合で入れませんでしたが、
言語学部2階のちょっとシュールなフレスコ画「四季」は見学することができました。
c0110871_23423995.jpg


大学を出て、ピリエス通りを大聖堂(アルキカテドゥラ)を背にして南へ進むと、
通りはディジョイ通りと名前を変え、広々とした市庁舎広場に出ます。
c0110871_2345284.jpg

さらに南へと歩を進めると、通りはさらに夜明けの門通りと名を変え、
旧市街の南端、かつての城門のうち唯一残された夜明けの門に辿り着きます。

ヴィリニュスは教会の多い街で、旧市街の至るところに教会がありますが、
市庁舎広場から夜明けの門に至るこの界隈にも、聖カジミエル教会や、
聖テレサ教会といった美しい教会が点在しています。
 
[ミサの最中の聖カジミエル教会]
c0110871_2349595.jpg
 
[ピンク色の内装が美しい聖テレサ教会]
c0110871_23503474.jpg

また、夜明けの門の2階部分は聖母のイコンを祀った礼拝所になっていて、
そこでは熱心に祈りを捧げる信者の姿を目の当たりにすることになります。
c0110871_23522621.jpg

さて、夜明けの門をくぐると、旧市街を北から南へ縦断したことになります。
夜明けの門の周辺は、現在わずかに残る城壁が見られる地域です。
その城壁に沿って、今度はふたたび北へと戻ってみることにしました。

しばらく行くと、円形城塞と呼ばれる遺跡があり、この付近の丘からは、
下を流れるヴィリニャ川や、その背後にそびえる3つの十字架の丘が望め、
地元の若者たちには、お気に入りの癒しの場所になっているようでした。
c0110871_061916.jpg

城壁の名残を残したボクシュト通りを過ぎ、ヴィリニャ川へと下ると、
川を渡ったその先にウジュピスと呼ばれる地域があります。

ウジュピスは、大きく蛇行したヴィリニャ川によって旧市街から
切り取られたような地形をしていて、長らく街の発展から取り残されていましたが、
近年アーティストや若者が多く住むようになり、注目のスポットへと変わりつつあります。
 
[ウジュピスのシンボル・天使の像]
c0110871_064610.jpg

また、ウジュピスは、芸術共和国の独立宣言を行い、
独立記念日である毎年4月1日には入り口となるウジュピオ橋に検問所も現れるのだとか。
この地域では、さまざまなアート作品を見ることができ、カフェも多いので、
散策にちょうどいいエリアとなっています。
 
[ウジュピス共和国の国旗(?)]
c0110871_0775.jpg

ウジュピスをヴィリニャ川に沿ってさらに北へと戻ると、
ヴィリニャ川を挟んでゲディミナス塔のちょうど反対側に、
3本の十字架が建つ小高い丘があります。
c0110871_0231619.jpg

登るのは少しばかりきついですが、丘を登りきると、眼下には
街歩きの序盤に登ったゲディミナス塔や、ヴィリニュスの街をゆったりと流れるネリス川、
さらに遠景には、街の中心から5キロほど離れたテレビ塔まで一望できます。
c0110871_0233614.jpg


・・・と、以上で、ヴィリニュスの見どころをご紹介してきましたが、
最後にもうひとつ、旧市街からは少し離れていますが、必見の教会を。

それは、聖ペテロ&パウロ(ペテロ・イル・ポヴィロ)教会で、
何がすごいかと言うとその教会内部の彫刻群です。
c0110871_0254070.jpg

側面や天井を覆う2000以上とも言われる漆喰彫刻は、ひとつとして同じものがなく、
そのスケールにただただ立ちつくしてしまいます。
c0110871_0261848.jpg

いつまでいても見飽きることのない彫刻群に出会えるこの教会は、
バロックの街・ヴィリニュスに来たらぜひ訪れていただきたいスポットです。


さて、、、ちょっと長くなってしまいましたが、今回はここまでです。
最後までお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

次回はヴィリニュス周辺の見どころや、リトアニア料理などをご紹介する予定です。

c0110871_0321440.jpg
 

  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


多くの緑と清らかな水の流れ、バロック様式の建物に彩られた中世の街
ヴィリニュスの旅行記はいかがでしたでしょうか。

世界遺産に指定されている旧市街だけでも見どころの多いこの街ですが、
じつは郊外にも世界遺産があるそうです。

世界遺産の丘で年に一度開かれるお祭りと、
ちょっと変わったリトアニア料理などが登場する続編もどうぞお楽しみに♪
[PR]

by W_A_S | 2009-08-30 23:25 | 海外旅行  

家族でたっぷり満喫4泊6日 in ハワイ(オアフ島)

本格的なを迎えた覚えがないのに、の気配すら感じてしまう今日この頃、、、。
さわやかな暑さを求めてハワイ旅行など、いかがですか?

いつ行っても楽しめるハワイですが、
今年はハワイがアメリカ50番目の州となって50年目のアニバーサリー
明日、8月21日がまさにそのメモリアルデーです。

50周年を記念したイベントはもちろん、お土産物でも記念グッズや限定アイテムなどが
たくさん出ていますので、きっとショッピングにも気合が入ってしまいますよ♪


さて、今回ご紹介する旅行記は、
そんな今が旬のリゾート・アイランドに家族3人で行ってきたというスタッフのもの。

事前に綿密な計画を立て、ハワイを存分に楽しむプランを練って、
しっかり家族サービスしてきたようですよ!

旅行会社に勤務しながらじつはハワイに行ったことがない私にも参考になります・・・!

それでは、どうぞ♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


家族でたっぷり満喫4泊6日 in ハワイ(オアフ島)

夏休みももうすぐで終わり、ただその後に控えているのは大型連休!!
皆さん、航空券のお手配はされましたか?

さて、ちょっと前ですが、今回私は、家族3人でハワイ(オアフ島)に行ってきました。

前回はウェディングで行ったので10年前。
旅行業に就く前だったので、何も分からないで行ったのですが、
今回は日頃の知識と予習準備をして行ってきました♪

今回の旅行は4泊6日。
グルメとアクティビティを満喫してきましたよ~♪


<<初日>>
チャイナエアラインにて成田→ホノルルへ。
実は日頃から販売しているのに乗るのは初めてでした。

感想はgoodですね!
機材が新しく、居心地が良かったです(シートとか)。
うちは子供がいるので事前にチャイルドミールをリクエストしてましたが、
なかなかの種類とボリュームです!
(※注:下の写真は大人用の機内食になります)
c0110871_20491427.jpg

さて、フライト時間約7時間、常夏のホノルルに着きました!

天気は快晴
気温は過ごしやすい約25度。
カラっとした天気です。

空港についてから、エアポートシャトルを利用して、まずはホテルに向かいます。
シャトルは事前予約不要。片道$9。往復で購入すると$15でオトクのようです。

およそ30分くらいで着いたのが、今回泊まる Queen Kapiolani Hotel です。
最上階のオーシャンフロントを予約しました。
Beachから1ブロック奥にあるのですが、高さがあるので、
目の前が海に囲まれてるという感じで感激でした!
c0110871_2050164.jpg

さて、荷物をおいたら待ちに待ってましたぁ!
海パン、ビーチサンダル、浮き輪(もちろん子供ですよ 笑)を持って、いざ!beachへ♪
夕方までこの日ははしゃぎました!
c0110871_2048272.jpg

この日の夕食は、ResortQuest Waikiki Beach Hotel の2階にある
Tiki’s Grill & Barで食事。
テラスで食事ができるので、夕日と波の音がマッチしていてオススメです。
ここのフルーツ系カクテルはどれも美味しいです♪
c0110871_20505451.jpg


<<2日目>>
この日は早朝からバスにてサークルアイランド(オアフ島一周観光)へ。

まずはダイヤモンドヘッドを車窓から眺め、ハナウマ湾展望台へ。
その後にハロナ潮吹き岩。ここは潮と風のタイミングがあえば何度も潮吹きが見られます!
c0110871_20513028.jpg

さらに北上し、サンディービーチ展望台へ。 
ワイマナロのハワイアン・コーラル・ファクトリーに立ち寄って、
クアロア牧場でBBQランチ休憩。
クアロア牧場ってあの、ジュラシックパークの撮影現場です♪

さらにさらに北上し、ノースショアを通って、今度は南下し、ハレイワへ。
ハレイワでは有名なMATSUMOTO さんのレインボーアイスを食べてきました!
すごい行列でしたよ!観光客にもロコの人にも人気!
やっぱり暑い中食べるシェイブアイスの味は格別ですねー!
このとき$2でした。

その後同じくハレイワにある、ドールプランテーション(パイナップル畑)へ。
c0110871_20531534.jpg

バス観光なので軽く寄る程度で後にし、最後は「この~木なんの木気になる木~♪」で
有名なモアナルア・ガーデンへ。
c0110871_109139.jpg

その後アラモアナショッピングセンターに寄り、フォレストガンプに登場した
エビ漁会社がモチーフの Bubba Gump Shrimp Co. で夕食を。
ビール蒸しやから揚げなど多彩なエビ料理が堪能できますよ~!
c0110871_1092941.jpg

この日は島をバスでスポットを巡りながら1周だったので、目まぐるしかったですが、
実はまだまだハワイ巡りは続くのです!(翌々日の4日目に)


<<3日目>>
この日のテーマは ダイヤモンドヘッド・ハイキング
朝食をスターバックスでとったあと、ウォーキングでまずは入り口まで。
着いたらトレイルを辿って頂上へ!

緩やかな坂なので、初心者でも楽しめます!
もちろん小さなお子様連れでも♪

頂上まで行ったら登山証明書をゲット!
頂上からの景色は、最高ですよ。
ホノルルのホテルエリアや、ビーチ、そしてなんと言っても青い空、
そこに定期的に飛ぶ飛行機のsceneがたまらないんです。
c0110871_10101369.jpg

さてさて下山して、この日はイタリアンのお店、アランチーノデマーレで食事をし、
デザートはチーズケーキ・ファクトリーという喫茶店で食べました。
ここは一度は行きたい行列のレストランにも載っているようですよ。


<<4日目>>
さていよいよ終盤。
この日は朝から港に向かい、パラセイリングをしにいきました。

僕と奥さんは前回のハワイでもトライしてるので、2度目。
子供は初めてだったので、かなり緊張してるようでした 笑
一応6歳以上から可能です。

これはパラシュートが船に引っ張られて進むアクティビティです。
船の上では現地のドライバーさんが大音量でロックをかけて、これもまた合ってましたが、
空の上にいくと、  の状態ですね。
c0110871_20452899.jpg

その高さは150mです。この高さだと何も聞こえないんです。
ただ風の ビューっ て音しか。 ヒーリング効果抜群ですね 笑


さて!いよいよ2日目にサークルアイランドをした応用編の始まりです。
余談ですが、僕は好きなものとかは、例えば本や映画とか、
まず1回通しで読んで、あるいはみて、あとでじっくりみるタイプです。

午後はこの前(2日目)に行って特に良かったところを、
現地のレンタカーを借りて、またまた1周してきました。
今回は内陸から外側に逆方向に攻めていきました。

まずはハレイワのパイナップル畑。
c0110871_20523484.jpg

ここの巨大迷路、前回時間がなくて出来なかったので、来ちゃいました!
あとパイナップルのシャーベット、パイナップルフルーツカット。
パイナップルづくしですね 笑
ここの巨大迷路で結構時間かかってしまい、気付いたら夕方になりそうでした!

急いでそのまま北上し、Sunset Beachへ。
その名のとおり、このビーチからみる夕焼けが、素晴らしいんです。

太陽が高い位置にいるときは、みんな波ではしゃいでいるのですが、
日が沈むころになると、全員夕日をみてるんです。
殆どの人がカメラやビデオをまわしてましたね。
本当にサンセットが素晴らしく、またいつか来たいなと思いました。
c0110871_20464951.jpg

ぜひ皆さんも行ってみてください。


以上で、約10年ぶりのハワイ旅行も終わってしまいました。

事前に色々計画をすると、もっと奥の深いオアフを体験できると思います。
初めての方もリピーターの方も、旅行先に迷ったら WASまでご相談下さいね。

c0110871_2054401.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


ファミリーで楽しむハワイ、いかがでしたでしょうか?

じつは私、今回の旅行の際にこのスタッフにスーツケースを貸したのですが、
出発1週間以上前にもかかわらず、すでに荷造りが完了していたのには驚きました・・・!

子どもが喜びそうなアクティビティや食事が満載で、事前の準備はバッチリ。
パパ、、、頑張りましたね!

小さなお子さんをお持ちのお父さん、お母さんもぜひ参考にしてみてください♪
[PR]

by W_A_S | 2009-08-20 21:58 | 海外旅行  

LCC搭乗記(2) - タイガーエアウェイズ -

今回は、先週ご紹介した東南アジア・LCC搭乗記の続編をお届けします。

クアラルンプール⇒シンガポール間で搭乗したタイガーエアウェイズと、
クアラルンプール、シンガポール両空港のLCC専用ターミナルについて、
さらに、チケット購入時の注意事項や、各LCCの基本情報などもございますので、
今後LCCを利用してみたい、という方はぜひ参考にしてみてくださいね♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


クアラルンプールでの滞在を終え、日本への帰路、
往路と同じく、シンガポールでの乗り継ぎとなります。

予定としては、日中のフライトでシンガポールへと移動し、
シンガポールでは、市内中心部へ出て少し観光した後、空港へ戻り、
日本航空のナイトフライトで日本へ帰国する、というプランです。


そこで、LCC3社の料金を比較してみたところ、
ジェットスター航空とエアアジアでは、朝早い時間帯と夜遅い時間帯で
往路と同じような格安の料金が設定されているのに比べ、
お昼のフライトは人気があるのか、かなり高めの料金設定でした。

それに対して、タイガーエアウェイズは、
お昼のフライトでも破格の料金、、、というより、WEB上での記載は
なんと‘0.00MYR’! (※MYR=マレーシアリンギット)

つまり、航空券代金が 無料(!) でした。


ただし、タイガーエアウェイズでは、受託手荷物がすべて有料となるため、
今回は「15kg以内の受託手荷物」を予約時のオプションで選択。
結果、32.00MYR(約860円)の追加料金がかかり、
空港税等を含めた総額は 94.50MYR(約2520円)になりました。

もしも、チェックイン時に預ける手荷物がなく、
機内持ち込み(7kg以内のキャリーバッグ1個まで)のみの場合は、
総額で 62.50MYR(約1670円)と、さらにリーズナブルに!

また、預ける荷物が15kgを超える場合には、重量に応じて、
 20kg ⇒  37.50MYR (約1000円)
 25kg ⇒  88.00MYR (約2350円)
 30kg ⇒ 176.00MYR (約4690円)
の追加料金が適用となります。


せっかく航空券代金が格安(・・・というかこの場合は無料)なのに、
追加料金がかさむのはイヤ、と思われるかもしれませんが、
受託手荷物のオプションは、必ずご予約時に申し込んでおくことをおすすめします。

なぜなら、予約時にこのオプションを選択せず、
搭乗の際にチェックインカウンターで直接申し込むと、
15kg以内の手荷物で、25SGD相当額が徴収されます。 (※SGD=シンガポールドル)
この金額は、あらかじめ予約時に申し込んだ場合のほぼ倍額です。

さらに、15kgを超える場合、
1kg毎に18SGD(約1210円)の加算となりますので、
たとえば預け入れ手荷物が20kgだとしたら、
受託手荷物の料金だけで、115SGD(約7680円)!
予約時に申し込んだ場合の7倍以上という高額になってしまいます。


ちなみに、ジェットスター航空の場合は、適用運賃により規定が異なり、
今回往路で利用したジェットセイバー(JetSaver)運賃では、20kgまで無料ですが、
ジェットセイバーライト(JetSaver Light)運賃の場合、
タイガーエアウェイズ同様、受託手荷物はすべて有料となります。

また、機内持ち込みは、ジェットセイバー、ジェットセイバーライトとも10kgまで無料です。


このようにLCCでは、通常は無料と考えてしまいがちなさまざまなサービスについて、
航空会社ごと、もしくは料金種別ごとに細かな規定がありますので、条件をよく確認し、
最終的な総額で今回の自分の旅行にとって、どの航空会社のどの料金がもっともオトクか、
慎重に判断する必要があると言えます。

結局、料金は往路より若干安いくらいでしたが、
他の2社よりはずっと安かったタイガーエアウェイズを利用することに決めました。


さて、料金に関する説明が長くなってしまいましたが、先週ご紹介しました通り、
タイガーエアウェイズは、クアラルンプール国際空港(KLIA)では、
LCC専用ターミナルに発着していますので、まずは市内からLCCターミナルへと向かいます。

通常の大手航空会社が発着するメインターミナルとはかなり離れていますので、
誤ってメインターミナルに行ってしまうと、時間によっては乗り遅れてしまいますので、
ご注意ください。

LCCターミナルへのアクセスとしては、タクシーのほか、
KLセントラル駅からシャトルバスも出ています。

タクシーの場合は、ドライバーに「LCCターミナル」、
もしくは「エアアジア」と言えば、間違いがないかと思います。
エアアジアは、マレーシアではそれくらい一般的な存在です。

一方、シャトルバスは、9MYR(約240円)とリーズナブル。
シャトルバスが出ているKLセントラル駅までタクシーで行く場合は
ドライバーにLCCターミナル行きのシャトルに乗ると伝えておくと、
バス乗り場へと直行してもらえるのでスムーズです。

KLセントラル駅を出発し、約1時間ほどでLCCターミナルに到着しました。

c0110871_3283722.jpg

LCCターミナルは、必要最低限の施設を備えた味気ないものを想像していましたが、
外観は意外に立派、さらにファーストフードや、カフェ、レストラン、チョコレートショップまであり、
多くの人で賑わっていました。

c0110871_3323984.jpg

ここはまさにエアアジアのホームタウンといった趣きで、
広々としたチェックインカウンターはほとんどがエアアジア。
しかもどのカウンターも長蛇の列です。

その脇に申し訳程度あるカウンターがエアアジア以外の航空会社。
今回搭乗するタイガーエアウェイズやフィリピンのセブパシフィック航空等のカウンターは
閑散としており、まったく並ぶことなく、スピーディにチェックインが行えました(苦笑)。

c0110871_3333680.jpg

入国審査やセキュリティチェックを抜けると、搭乗エリアです。
ゲート付近には免税店や両替所があり、こちらもなかなか機能的。

搭乗時刻が近づき、いよいよ搭乗ですが、LCCターミナルの場合、
通常ボーディングブリッジはありませんので、タラップを利用します。

c0110871_3341856.jpg

周辺にはエアアジアの機体がいくつか見られました。

c0110871_3344439.jpg


さて、タイガーエアウェイズの機内ですが、
ジェットスターのようなレザーシートではありませんでしたが、
全体的に新しく、清潔さが感じられて、好印象でした。

c0110871_3353667.jpg

客室乗務員は男性の姿が目立ち(たまたま?)、
私の中では「硬派なLCC」というイメージで記憶されることとなりました。


取りたてて何のサービスを受ける暇もなく、
飛行機はシンガポール・チャンギ空港のLCC専用ターミナル
(ここではバジェットターミナルと呼ばれます)に、ほぼ定刻に到着。

c0110871_3361487.jpg

建物を出ると、バジェットターミナルとメインターミナルを結ぶ
無料のシャトルバスの乗り場があります。

c0110871_3364062.jpg

数分後にやってきたシャトルバスに乗り、メインターミナルへ。
メインターミナル側の到着場所は、ターミナル2の地下フロアです。
エレベーターで地上に出ると、懐かしい風景、
数日前に乗り継ぎで訪れたチャンギ空港に戻ってきました。

c0110871_337171.jpg

あとは、スカイトレインでターミナル1に移動するだけ。
日本航空のカウンターで成田行きフライトのチェックインをすればOKです。


乗継時間を利用してシンガポールの市内観光に出かける場合は、
ターミナル2・3に乗り入れているMRTが便利♪

c0110871_3384643.jpg

イーストウエストライン(East West Line)で、チャンギ空港から
約30分ほどのラッフルズプレイス(Raffles Place)駅で下車すれば、、、

こんな風景や、
c0110871_3392897.jpg

こんな風景とすぐに出会うことができます!
c0110871_3415918.jpg


たくさんのホーカーズ(屋台村)や、チャイナタウン、リトルインディア、
アラブ人街などがひしめくこの街でグルメを堪能するのもいいですね。

じゃまな手荷物は、ターミナル1の地下フロアなどにある
手荷物預かり所に置いてくるといいですよ。

または、空港内に映画館やスイミングプールまであるチャンギ空港で
出発までのんびり過ごすのもいいかもしれませんね。


さて、最後になりましたが、各LCCの情報を簡単にご紹介いたします。

LCCの予約は基本的に各LCCウェブサイトでの直販となっており、
英語サイトになりますが、日本へも就航しているジェットスター航空のみ
日本語サイトからの購入も可能です。


【ジェットスター航空】
 就航都市(シンガポール発着)
  ⇒ シェムリアップ、プノンペン、ヤンゴン、スラバヤ(Valuair運航)、
    プーケット、ペナン、マカオ、シドニー、メルボルン、ほか


【タイガーエアウェイズ】
 就航都市(シンガポール発着)
  ⇒ ランカウイ、クラビ(10/25~)、海口(海南島)、クチン、
    ホーチミン、ハノイ、バンガロール、チェンナイ、パース、ほか


【エアアジア】
 就航都市(クアラルンプール発着)
  ⇒ チェンマイ、ビエンチャン、ジョグジャカルタ、ブルネイ、
    桂林、コロンボ、ダッカ、ゴールドコースト(AirAsia X運航)、
    ロンドン(AirAsia X運航)、マレーシア国内各都市、ほか


(※)本記事中に記載の情報は、2009年8月8日現在のものです。
   ご利用条件および料金等は、変更となる場合がございます。
   なお、航空券代金は2009年5月2日現在のもので、
   ご出発日、ご利用便により料金は異なります。


c0110871_106832.jpg



  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


2週に渡ってお送りしたLCC搭乗記はいかがでしたでしょうか?

現在、日本に定期便を就航しているLCCには、成田⇔ケアンズ、ゴールドコースト、
関西⇔ゴールドコースト線を運航するジェットスター航空のほか、
関西⇔ソウル、北九州⇔ソウルを結ぶ韓国のチェジュ航空
関西⇔マニラを結ぶフィリピンのセブ・パシフィック航空があります。

また、日本航空は、運航経費の安い子会社のJALエクスプレスに
関西⇔上海、関西⇔杭州、成田⇔杭州線を移管したほか、
今冬には大韓航空が設立したLCC、韓国のジンエアーが関空に就航予定。
全日空もLCCを設立する計画があるようです。

ちなみに、ジェットスター航空は、カンタス航空の子会社、
タイガーエアウェイズは、シンガポール航空の子会社です。
大手航空会社の戦略にもLCCが入ってきていることがわかります。

今後は、エアアジアの長距離国際線部門・エアアジアX(エックス)の
日本就航が実現するかに要注目。

いよいよ日本を含む東アジア地域にもLCCの波がやってくるのかもしれませんね。
[PR]

by W_A_S | 2009-08-08 11:02 | 海外旅行  

LCC搭乗記(1) - ジェットスターアジア航空 -

梅雨明け宣言が出たあともすっきりしないお天気が続き、
そろそろ本格的な夏の到来が待ち遠しい今日この頃。
この夏のご旅行の準備はお済みですか?

ご存知のとおり、多くの路線で燃油サーチャージが無料となったこの夏は国外逃亡必須♪
今年の傾向としては、9月のご出発も人気が高く、例年予約が集中する8月のお盆時期でも
お求めやすいキャンペーン価格が登場したり、オトクにご旅行いただけるチャンスがいっぱい!

それでもご希望のフライトをお取りできない、という場合には、一旦行き先をフライト数の多い
近郊の都市に変更して、そこから本来の目的地まではLCCを利用するという奥の手も・・・!

 「ん?LCCって・・・??」と思われた方、
先日お届けしたキャメロン・ハイランド、マラッカへの旅行でLCCを利用したという
今回の旅行記をさっそくチェックして、一度はあきらめたご旅行も再検討されてみては・・・?


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


先日、マレーシアへの旅行で、LCCを初めて利用しました。

目的地はクアラルンプールだったのですが、あいにく手頃な航空券がなく、
ちょうどシンガポール行きでキャンペーン料金が発売されたため、そちらを購入。
シンガポールからクアラルンプールへは、別途、LCCを利用することにしました。


ところでLCCという言葉、ご存知ですか?

LCCとは「ローコストキャリア(Low Cost Carrier)」の略。
つまり、機内食や座席指定サービス、マイレージプログラムといった無償サービスを
極力なくし、単一機材による多頻度運航、客室乗務員による機内清掃など、
必要経費を極限まで削ることで驚くべき航空券代金を実現した低価格航空会社のことです。
(※)上記はLCCの一般的特徴と言われておりますが、各LCCによりサービスは異なります。

日本では今のところ「格安航空会社」と呼ばれることが多いようですね。
ちなみに英語では、Low Cost Carrier のほか、Budget Airline や
No Frills Airline などとも呼ばれます。

最近、CMでおなじみのジェットスター航空が就航したことで、
新聞やテレビでLCCが取り上げられたりと、認知度は上がってきたようですが、
日本ではまだまだ一般的とはいえませんよね。
もともとLCCのビジネスモデルを適用しにくい環境ということもあり、
日本に本格的なLCCの時代が来るのはもう少し先のようです。

一方、ここ10年ほどでLCCが急速に普及したのが東南アジア。
いまや域内の移動手段としてすっかり定着し、多くの人が利用しています。

そんな東南アジアの中にあっても、シンガポール⇔クアラルンプール線は、
特にLCC激戦区といえる路線。

この路線には、シンガポール航空とマレーシア航空を始めとする既存の大手航空会社のほか、
ジェットスターアジア航空、エアアジア、タイガーエアウェイズというLCC3社も就航しています。

複数の航空会社が運航しているため、この路線では、スケジュールや料金など、
求める条件に合わせて、最適な航空会社を選択することが可能です♪

今回、往路は日本航空の成田⇒シンガポール線からの同日乗り継ぎのため、
もっとも重視したのはフライトスケジュール。
そしてもうひとつ大事なポイントは、利用ターミナルです。

LCCが多数乗り入れるシンガポールのチャンギ空港や、
クアラルンプールのクアラルンプール国際空港(KLIA)には、
設備が簡素化され、利用料が安価に設定されたLCC専用ターミナルがあります。

通常、これらのターミナルは、既存の航空会社が利用するメインターミナルから離れており、
両ターミナル間は、シャトルバス等で移動することとなります。

ただ、すべてのLCCがLCC専用ターミナルを利用するわけではなく、
利用料の高い通常のターミナルに発着するLCCもあるんです。
航空会社間の競争により、LCCどうしでもサービスの差別化がはかられてきているんですね。

チャンギ空港とKLIAの場合、各LCCの利用ターミナルは、下記のようになっています。

                  チャンギ空港(シンガポール)   KLIA(クアラルンプール)
- ジェットスター航空    ⇒     メインターミナル     /     メインターミナル
- エアアジア        ⇒     メインターミナル     /     LCCターミナル
- タイガーエアウェイズ  ⇒     LCCターミナル     /      LCCターミナル

日本航空など、既存の大手航空会社から乗り継ぐ場合、
当然メインターミナルどうしで乗り継げるほうがスムーズですので、
結局、往路はメインターミナルから出発するジェットスター航空、エアアジアの2社のうち、
時間帯がちょうどよかったジェットスター航空を利用することにしました。

c0110871_43843100.jpg

気になる料金は、航空券代金がなんと、、、
「5シンガポールドル(SGD)」(約350円)!
空港税等を含んだ総額は、43SGD(約2850円)になりましたが、
日本では考えられない料金ですよね。


さてここで、シンガポールでの乗り継ぎについてご説明いたします。

日本航空が到着するのがチャンギ空港のターミナル1、
そしてジェットスター航空が出発するのも同じくターミナル1ですので、
通常ならそのまま空港を出ずに乗り継ぎが可能なわけですが、
LCCご利用の場合、一旦荷物を受け取り、シンガポールに入国した上で、
ジェットスター航空のカウンターでチェックインをして出国、
という流れになりますので、注意が必要です。

ちょっと面倒ではありますが、チャンギ空港は案内板等の表示もわかりやすく、
出入国審査や手荷物のピックアップもスムーズなので、実際はそこまで苦ではありません。

ターミナル1以外に到着した場合でも、ターミナル1~3の間は、
スカイトレインで結ばれており、簡単に移動できます。

c0110871_4411850.jpg

それよりも空港内をいろいろ見てまわれるいい機会と考えて
ショップをのぞいてみたり、うろうろと探索してまわるのも楽しいですよ♪

私のオススメは、ターミナル1のチェックインカウンター近くにある
マレー菓子のお店「ブンガワン・ソロ(Bengawan Solo)」。
(※)市内各所にも店舗あり。また、ターミナル2・3にもあるようです。

マレー風バームクーヘンのクエー・ラピス(Kueh Lapis)や、
和菓子にも通ずるような色とりどりのかわいらしいお菓子がショーケースにズラリと並び、
つい目移りしてしまいます。

ちなみに職場に買って帰ったところ、鮮やかな見た目に引いたのか
誰も手をつけませんでしたが(汗)、ココナッツやブラウンシュガーの風味がきいていて、
見た目だけでなく味も美味しいんですよ。

c0110871_4423512.jpg

小綺麗な店内をぶらぶらするだけでもちょうどいい時間つぶしになるオススメのスポットです。

今回、日本航空からの乗り継ぎ時間は2時間ちょっとでしたが、お店を見てまわったり、
フードコートでフィッシュボールヌードルをすすったりする時間もあり、十分でした。

c0110871_4503335.jpg

ただ、同一航空会社での乗り継ぎではありませんので、
到着便が遅延した場合には、もちろん出発便は待ってはくれません。
確実に乗り継ぐのなら、より余裕を持ったスケジュールが必要です。

ちなみにジェットスター航空のアジア内路線の場合、
遅くとも出発時刻の40分前までにチェックインを完了する必要があります。


さて、最後に、実際に搭乗してみた感想ですが、
機内は、手入れのしやすさでLCCの間で人気のある革張りシートで、高級感があり、快適♪

c0110871_4512288.jpg

客室乗務員は、ユニフォームも含めてカジュアルな印象で、
男女ともにちょっとけばけばしい(?)ビジュアルのエアアジアとは印象が異なりました。

機内販売はサンドイッチ等の軽食のほか、オリジナルグッズなどもありましたが、
クレジットカードは使えませんので要注意。
シンガポールドル、または、マレーシアリンギットでの支払いとなります。

また、最近はLCCでもかなり定時運航率が高まっているようで、今回のフライト(3K687便)も
定刻どおりにシンガポールを出発、クアラルンプールへは、定刻10分前には到着しました。

ジェットスター航空の場合、クアラルンプールでもメインターミナルの到着なので、市内へは、
バス、タクシーのほか、鉄道(KLIAエクスプレス)でKLセントラル駅まで出ることも可能です。

c0110871_4521236.jpg

なお、エアアジアの場合、クアラルンプールではLCCターミナルへの到着となりますが、
航空券購入時にオプションとして、LCCターミナル~KLセントラル間のシャトルバスチケットを
格安価格(2.93SGD=約200円)で追加することも可能です。


さて、クアラルンプールからシンガポールへの復路では、また別のLCCに搭乗しましたので、
LCCターミナルの様子とあわせて、次回のブログにてご紹介いたします!


(※)本記事中に記載の情報は、2009年8月2日現在のものです。
   ご利用条件および料金等は、変更となる場合がございます。
   なお、航空券代金は2009年4月28日現在のもので、
   ご出発日、ご利用便により料金は異なります。


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


LCCを利用した旅の様子はいかがでしたでしょうか?

航空券代金の安さにはビックリですね!
いったいどこで利益を確保しているのか、不思議に思えるくらいです。

東南アジアだけではなく、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、南米、インド、
さらに最近では中国にもLCCが登場していますので、その動向からは目が離せません。

次回は別のLCCが登場するとのことですので、そちらもどうぞお楽しみに♪
[PR]

by W_A_S | 2009-08-02 04:57 | 海外旅行  

クアラルンプール発! お手軽ショートトリップ (2) - マラッカ -

早いもので7月ももう3分の1が過ぎてしまいました。
梅雨が明ければ、いよいよ夏本番ですね!

夏のご旅行の予定はお決まりでしょうか?
8月でも9月でも比較的空席があり、日々空席状況も変わっている
今のうちがご予約のチャンスですので、ぜひお早めにお問合せください。

さて、今回の旅行記は、前回お届けした、
クアラルンプールからのショートトリップ、第2回目です。

前回のキャメロン・ハイランドは、高原の爽やかな自然を楽しむリゾートでしたが、
今回は世界文化遺産にも登録されたマレーシアの歴史・文化に触れることができる街、
「マラッカ」をご紹介します♪

クアラルンプールまで行ったのなら、ここまで足を伸ばさないともったいないですよ!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


キャメロン・ハイランドでのゆったりとした時間を満喫し、
ふたたび都市の喧騒に包まれたクアラルンプールに戻ってきました。

翌日は、丸1日あいているので、日帰りでアクセスでき、
以前から一度行ってみたかった歴史ある街・マラッカへ向かうことに。


マラッカは、14世紀末にインドネシアのスマトラ島から逃れてきた貴族、
パラメスワラによって築かれた王国で、マレーシア最古の街として知られています。

15世紀初頭には、明(中国)の南海遠征の一団が立ち寄った際に、
一部の乗組員がマラッカに留まり、マレー人の女性たちと結婚、
その子孫はペラナカン(海峡華人)と呼ばれ、マレーと中国の
2つの伝統や習慣が融合した独自の文化が生まれたそうです。

また、交通の要衝に位置したマラッカは、中国やインド、さらには中東との
交易の中継地点として、世界中からヒトやモノが集まり、大いに繁栄しましたが、
16世紀に入ると、ポルトガル、オランダ、イギリス、と次々に押し寄せる
欧米列強の支配を受けることになります。

マラッカには、いまもペラナカンの館や、欧米による支配時代に建てられた建物が
数多く残り、ひとつの街にして、さまざまな街並みを楽しむことが出来ます。


さて、マラッカの歴史をざっとおさらいしたところで、
次は移動手段についてですが、マラッカには鉄道が通っていません。

したがって、キャメロン・ハイランド同様、
バスまたはタクシーがもっとも一般的なアクセス方法になるのですが、
どうしてもマレー鉄道に乗ってみたい、という場合には、
手間と時間はかかりますが、マラッカ近郊の街・タンピンまで鉄道で行き、
そこからタクシーでマラッカへ、という方法もあります。

せっかくなので、鉄道+タクシーで行くことに決め、
翌日は朝のうちにKLセントラル駅に向かう予定でしたが、
ここで予想もしなかった出来事が・・・。


翌朝目が覚めると、部屋の中にはすでに空高く上った太陽の光が射しこみ、
時計を見るとはや10時。。。

キャメロン・ハイランドでのゆったりとしたリズムに慣れてしまったのか、
すっかり寝坊してしまいました。。

一度は、今回のマラッカ行きはあきらめようとホテルで遅い朝食をとりましたが、
やはりどうしてもあきらめきれず、結局またここに戻ってきてしまいました、
プドゥラヤ・バスターミナル。。

c0110871_16405718.jpg

カウンターでマラッカ行きのチケットを買い、クアラルンプールを出たのは、すでに12時過ぎ。
マラッカのバスターミナルに到着したのは、午後3時前です。

ここからタクシーで街の中心、オランダ広場へ向かいます。

c0110871_16435566.jpg

キリスト教会と同じ朱色が印象的な家々が軒を連ねる通りにさしかかると
ほどなくして、オランダ広場(Dutch Square)に到着しました。

c0110871_16495732.jpg

正面にオランダ建築様式のキリスト教会(Christ Church Melaka)、
そして、記念撮影をする多くの観光客と、客待ちをするマラッカ名物の
色とりどりのトライショー(人力三輪車)がずらっと並んだ光景に
無理してでも来てよかったとあらためて感慨にひたります。

キリスト教会とともにオランダ広場に面して建つ
もうひとつの大きな建物がスタダイス(Stadthuys)。
17世紀半ばにオランダ総督公邸として建てられた建物で、
現在は、マラッカの歴史や文化を紹介する博物館となっています。

c0110871_1651986.jpg

マラッカには、多くの史跡がありますが、著名なものは
このオランダ広場周辺に集まっており、スタダイスの裏手の丘を登ると、
その頂きには、ポルトガル人の手によりキリスト教布教の拠点として建てられた
セント・ポール教会(St.Paul's Church)がそびえています。

c0110871_16521535.jpg

また、教会の前に建つのは、この地から日本へ向かったと言われている
フランシスコ・ザビエルの像。
残念ながら、この教会はイギリス軍などによる攻撃で破壊され、
いまは廃墟となっています。

ちなみに、この丘は、マラッカ海峡を望むスポットとしても有名で、
海峡を行き交うタンカーなどを眺めることができます。

c0110871_16525610.jpg

さて、今度はスタダイスとは反対側に丘を下ると、ポルトガルによって築かれ、
いまは門だけが残ったサンチャゴ砦(Porta de Santiago)に、
かつてはイギリス人の社交クラブだったという独立宣言記念館
(Proclamation of Independent Memorial)、マラッカ王国の伝統的な建築様式を
復元したマラッカ・スルタン・パレス(Malacca's Sultanate Palace)と、
まさにマラッカを象徴する多様な建築様式をまとめて鑑賞することができます。

また、オランダ広場から風情あるマラッカ川を渡った向こう岸は、
100年ほど前のペラナカンの家並みがそのまま残るチャイナタウン。

c0110871_1656590.jpg

チャイナタウンを横切る3つの通りはそれぞれに表情が異なり、
海寄りのトゥン・タン・チェン・ロッ(Tun Tan Cheng Lok)通りは、
かつての豪商の館が多く、真ん中のハン・ジェバッ(Hang Jebat)通りは、
アンティークや雑貨を扱うお店、陸側のトゥカン・エマス(Tukang Emas)通りには、
仏教、イスラム教、ヒンドゥー教の寺院が建ち並んでいます。

c0110871_16552839.jpg

このエリアには、ひと休みするのにちょうどいいカフェも多いので、
アジアン雑貨のショッピングを楽しみつつ、歴史ある街並みを
ぶらぶらと時間をかけて歩いてみるのも素敵です。


今回は、短時間の滞在だったため、
主要なみどころのご紹介のみに終始してしまいましたが、
1泊してゆっくり雰囲気を味わいたい、という方には、
ペラナカン風の優雅なコロニアル・ホテル、
マジェスティック・マラッカ(The Majestic Malacca)がイチオシです。

こちらのホテルは、往年の名ホテル「マジェスティック・ホテル」を
多額の改装費をかけて修復、リオープンしたのだそうで、外観も内装も
白壁にグリーンの色合いが上品で、かつ、エキゾチックな雰囲気も醸し出しています。

c0110871_16581320.jpg

また、宿泊はしなくても、ホテルのロビーでのアフタヌーンティや、
マレーシア屈指のスパ「スパ・ヴィレッジ(Spa Village)」といった施設もありますので、
要チェックです。

c0110871_16582944.jpg


予想外に出だしでつまずいてしまったマラッカへの小旅行でしたが、
たとえ半日でもその雰囲気はかなり味わうことができました。

賢明な読者の皆さまは、ぜひ早起きをしてマレー鉄道を体験したり、
歴史あるマラッカの街を堪能するプランを計画してみてくださいね。


c0110871_1719929.jpg


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


2回に渡ってお送りしたクアラルンプール発の小旅行、いかがでしたでしょうか?

じつはご紹介した以外にもオススメのスポットは、まだまだあります。

クアラルンプールから日帰りOK、クアラセランゴールでのホタル鑑賞や、
ゆっくり2泊以上はしたい、先住民・オランアスリが昔ながらの生活を営み、
太古の原生林が残る国立公園、タマン・ネガラ(Taman Negara)など。

バンコク、シンガポールだけではない、クアラルンプールを拠点にした旅、
この夏のご旅行に、候補として加えてみてはいかがでしょうか?!
[PR]

by W_A_S | 2009-07-10 17:47 | 海外旅行  

クアラルンプール発! お手軽ショートトリップ (1) - キャメロン・ハイランド -

はっきりしない梅雨の空模様が続く毎日ですが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

通勤、通学、お出かけに何かと不便な天候ではありますが、
雨にしっとり濡れた紫陽花(あじさい)の花など、
この時期にしか楽しめない景観もありますよね。

さて、今回お届けする旅行記は、マレーシアが舞台。
首都・クアラルンプールからアクセス可能な、お手軽小旅行のご紹介です♪

マレーシアといえば、クアラルンプール、ペナン、ランカウイ、コタキナバルくらいと
お思いの方、まだ見ぬマレーシアの奥深い魅力を見逃しているかもしれませんよ!

2週に渡ってお届けする旅行記の第1回は、
高原の英国風リゾート「キャメロン・ハイランド」です。

梅雨にうんざりの方も、緑濃いお茶畑の爽やかな景観をお楽しみください♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


先日(といってももう2ヶ月近く経ってしまいましたが・・)、
ゴールデンウィーク後半の5連休を利用してマレーシアへ行ってきました。

目的地は、首都・クアラルンプール。
じつは2年前にも一度訪れており、今回は2度目の訪問です。

※2年前の様子はこちらからご覧いただけます。


クアラルンプールは、バンコクやシンガポールと比べると
旅行先として選ばれる方はまだまだ少ないかもしれませんね。

ただ、この街は、バンコクの雑然とした感じと、
シンガポールのきっちりした感じのちょうど中間のような雰囲気があり、
とても過ごしやすいので、個人的には好きな街のひとつです。

この街のランドマークであるペトロナスツインタワーを始め、
市内にもいくつかの観光名所がありますが、
ちょっと足を伸ばして近郊のスポットにも出かけてみると、
異国でのバスや鉄道を使った移動の時間も含め、
市内観光のみの旅行とは一味違った思い出深いものとなり、オススメです。


というわけで、
今回は、クアラルンプールから車で約4時間ほどの場所にある
マレーシアの軽井沢的存在とも言える高原リゾート、
キャメロン・ハイランド(Cameron Highlands)をご紹介します。

キャメロン・ハイランドは、19世紀後半にイギリス人のウィリアム・キャメロンによって
避暑地として開発されたエリアで、英国風のクラシックなプチホテルあり、
冷涼な気候を利用した広大な茶畑ありと、とても趣きのある景観が楽しめます。
c0110871_4372369.jpg

また、タイのシルク王としてその名を馳せたジム・トンプソン
謎の失踪を遂げた場所としても知られています。


キャメロン・ハイランドへのアクセスは、バスか車(タクシー)となり、
クアラルンプールのほか、ペナン島からも訪れることができます。

オススメは、やはりリーズナブルなバス利用です。
クアラルンプールのプドゥラヤ(Puduraya)バスターミナルからは
マレーシア各地への長距離バスが発着しており、チケットもターミナル内の
各バス会社のカウンターで比較的簡単に買うことができます。
c0110871_4505880.jpg

ちなみにキャメロン・ハイランドまでは、
片道だいたい25リンギット(約700円)くらい。
行きは、横3列(2列+1列)の広々としたシートが快適なVIPバスを利用したため、
35リンギット(約1000円)でしたが、タクシーだとこの5~6倍はかかるのではないでしょうか。


VIPバスの快適なシートにゆったりと体をあずけ、
クアラルンプールを出発したのは、定刻を少し過ぎた午前10時過ぎ。
そして、午後3時前には、キャメロン・ハイランドの中心地、
タナラタ(Tanah Rata)に到着しました。
c0110871_4521346.jpg

ちなみに、キャメロン・ハイランドは、かなり広いエリアで、
中腹にある中心地・タナラタのほか、麓近くのリングレット(Ringlet)、
山頂近くのブリンチャン(Brinchang)がおもな街となります。

そんな比較的広いエリアに、広大なティー・プランテーションのほか、
イチゴ園や、バラ園、ラン園、ゴルフ場、養蜂場、サボテン園などさまざまな見どころが
点在しているため、それらを徒歩でまわるのは現実的にはかなり厳しく、通常は
タクシーをチャーターするか、旅行会社やホテルでツアーに申し込む必要があります。

ツアーの場合、それほど興味のないスポットも含まれることになるため、
今回はタクシーをチャーターして、目的地を絞ってまわることにしました。

ちなみにタクシー料金は、1日目がティー・プランテーションとローズ・センターをまわり、
ホテル(エクアトリアル)まで送迎してもらって、50リンギット(約1400円)。
2日目は、エクアトリアルからスモークハウスホテルまでと、帰りのバスまでの
余った時間に周辺スポットに案内してもらって65リンギット(約1800円)でした。


キャメロン・ハイランドに来て、絶対にはずせないのは
やはり広大な茶畑が美しいティー・プランテーションでしょう。

というわけで、まずは、マレーシアでもっとも有名な紅茶メーカー、ボー・ティーが運営する
スンガイ・パラスの茶畑(Sungai Palas Boh Tea Estate)を訪れました。
c0110871_4534959.jpg

こちらは、ブリンチャンよりさらに上に行ったところにあり、
ファクトリーのほか、ギフトショップとカフェが設けられています。

ファクトリーでは、紅茶の製造工程を見学することができ、
また、年代を感じさせる建物自体にも趣きがあります。
c0110871_4553810.jpg

ギフトショップでは、マレーシア王室御用達という誉れ高い
ボー・ティーの紅茶が購入できますが、個人的なオススメは、
フレーバーティーのライン「スリ・ソンケット(Seri Songket)」シリーズ。
c0110871_458430.jpg

マンゴーやオレンジ、パッションフルーツなど、
南国のフルーツがマイルドにブレンドされています。
中でもイチオシが「ライチ&ローズ」。
某有名スイーツブランドのフランボワーズとライチのケーキの味がします。
(わかる人にはわかるはず。。)

さて、話がそれてしまいましたが、工場見学、ショッピングもいいですが、
紅茶が好きな人もそうでない人も、ここでは絶対にカフェに行ってみましょう。

なぜなら、茶畑にせり出して建つ建物はガラス張りで、
建物内からも、テラスからも、濃い緑の絶景が楽しめるからです。
c0110871_4595282.jpg

c0110871_531269.jpg


美味しい紅茶と絶景を堪能し、次に向かったのは、
ホテルの裏手にあるローズ・センター(Rose Centre)。
ここでは、美しいバラの花と、奇妙なオブジェの数々が迎えてくれます。

c0110871_55216.jpg

なお、ローズ・センターの高台から、宿泊したホテル、
エクアトリアル(Equatorial Cameron Highlands)が望めました。
c0110871_562170.jpg


2日目は、朝食を抜いて、近くのイチゴ農園へ行き、
イチゴのシェイクや、ワッフル、スコーンなどをいただきました。
イチゴ狩りができるところもあるようですよ。
c0110871_582119.jpg

また、ホテル周辺には、地元の人が野菜や果物を売る市が立ち、
イチゴジャムや、おみやげ物(やはりイチゴが多い)などが店先に並んでいました。
c0110871_59447.jpg


さて、2日目のメインは、英国風プチホテルでのハイティーです。

向かった先は、タナラタから少し上がったところにある
1937年創業のスモークハウスホテル(The Smokehouse Hotel)。
c0110871_511110.jpg

エクアトリアルもファミリーや長期滞在に便利な良いホテルですが、
キャメロン・ハイランドに滞在するなら、やはりこういったクラシックな宿で
優雅な時間を過ごしたいところです。
c0110871_5124479.jpg

チューダー様式が周囲の景観に溶け込んだ建物の庭先でいただく
アフタヌーンティーのほか、レストランの評判も上々で、
また、ギフトショップにはシックな模様入りのマグカップなどが売られています。
c0110871_544112.jpg

2日目は、これといった見どころには行きませんでしたが、
ゆったりと優雅な時を過ごすことこそ、キャメロン・ハイランドを
楽しむいちばんの方法ではないか、と思えました。


アクティブ派の方には、すばらしい景色に囲まれたゴルフ場や、
整備されたトレッキングルートも豊富にありますので、
1泊だけでなく、ゆっくり滞在されてみてもいいかと思います。

暑いKL(クアラルンプール)に疲れたら、
心地よい高原リゾート、キャメロン・ハイランドにぜひ、足を伸ばしてみてください!


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *

次回は、クアラルンプールから日帰りでも行ける(!)、
オススメのショートトリップ先をもう1ヶ所ご紹介したいと思います。
[PR]

by W_A_S | 2009-07-05 05:46 | 海外旅行