アメリカ南東部の旅(番外編2) - デルタ航空搭乗記 -
2009年 05月 22日
新型インフルエンザの感染者が関東でも出始め、
朝の通勤電車でもマスク姿の人がだいぶ増えてきましたね。
このまま感染が広がると経済活動への影響が心配ですが、
今のところ症状は季節性のインフルエンザと大差ないとのことですので、
予防策をしっかりとって、必要以上に恐れずに向き合いたいですね!
さて、今回は、先週までお届けしたアメリカ南東部の旅で利用した航空会社、
デルタ航空の搭乗記をご紹介します。
ビジネスクラスのシートや機内食、アトランタ空港での乗り継ぎなど、
写真もまじえてお届けしておりますので、今後のご旅行の参考にどうぞご覧下さい♪
* * * * * * * * * *
今春、アメリカ・大リーグに挑戦するため、キャンプ地へと旅立った
オリオールズの上原浩治投手と、ブレーブスの川上憲伸投手。
2人が成田空港発の同じ航空機でアメリカへ向かう様子を
ニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
では、その同じ航空機が、デルタ航空のアトランタ行きであったことはご存知でしたでしょうか?
「なぜデルタ航空が選ばれたのか?」
その答えは、1つには、キャンプ地・フロリダへのアクセスの良さ、
そしてもう1つは、世界のエリートビジネスマンから高い評価を受けるビジネスクラス、
「ビジネスエリート」の存在が挙げられると思われます。
アメリカ南部における政治・経済・文化の中心地、アトランタに拠点を置くデルタ航空は、
もともとアメリカ南部へのネットワークが非常に充実している航空会社です。
上原投手が向かったフォートローダーデールや、
川上投手が向かったオーランドはもちろん、
フロリダ州の他の都市やアメリカ南部および東部諸州へのアクセスに優れています。
また、アトランタのほか、ニューヨークにも多くの路線を持つため、
アメリカ南東部に、ニューヨークを加えた周遊もお手のもの。
先週までご紹介した「アメリカ南東部の旅」では、
東京 ⇒ アトランタ ⇒ ジャクソンビル(フロリダ州)
チャールストン(サウスカロライナ州)⇒ ニューヨーク
ニューヨーク ⇒ アトランタ ⇒ 東京
の計5区間を利用し、デルタ航空の誇るネットワークを実感することができました。
デルタ航空は、北米内の路線以外にも、ヨーロッパや中東、アフリカ、中南米へと、
世界のあらゆる方面へネットワークを広げていますが、
日本からだと、中南米・カリブ海方面へのフライトが特に利用価値大。
ラテンアメリカの就航都市は、50都市以上にのぼり、
たとえば、アマゾンの交通の要衝、マナウスへもアトランタから直行便が就航。
東京を午後に出発して、なんと同日中に現地に到着することが可能です!
その他、ペルーのリマへは同日、サンパウロ、ブエノスアイレス、サンチアゴなどへも
翌朝には到着するというアクセスの良さを誇ります。
そのため、東京-アトランタ線は、日系ブラジル人の方の利用も多く、
機内では、日本語、英語に加え、ポルトガル語のアナウンスも聞かれます。
さて、今回の旅行では、プロ野球の一流選手も利用したビジネスクラスを、
幸運にも体験する機会に恵まれましたので、そのサービスにも触れておきたいと思います。
デルタ航空のビジネスクラス「ビジネスエリート」は、
最大160度とほぼ水平になる広々としたシートに、シックな茶系で統一されたアメニティキットと
ブランケット、そして、真ん中の席がなく、すべての座席が窓側か通路側となるシート配列で、
気兼ねなくくつろぐことが可能です。
また、ビジネスクラスと言えば、食事も気になりますが、
人気シェフ、ミシェル・バーンシュタイン氏が手がける牛フィレ肉のグリルなど、
まさに目移りするようなラインナップ♪
今回は、チキンをチョイスしましたが、こちらもボリュームがあり、
飛行機の中でこんなに本格的な食事ができるとは、正直驚きでした。
さらに、食事の間に楽しむことができるちょっとしたメニューも気の利いたセレクトで、
洋食にちょっと疲れた胃袋に、ひんやりしてコシのあるうどんがとても美味しく感じられました。
もちろん、機内で仕事をしようというビジネスマンにも必要な設備がそろっており、
感じのいいサービスと快適な空間で、ビジネスにもレジャーにもおすすめです。
一方、エコノミークラスはというと、こちらも高級感あるブルーのレザーシートで、
長時間のフライトでもそれほど疲れは感じませんでした。
また、機内食もまずまずのお味で、お蕎麦がついているのが、日本人にはうれしく、
食欲をそそられます。
では、最後にアトランタ空港での乗り継ぎについてご紹介します。
アトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港は、広大な面積を誇り、
世界一忙しい空港のひとつと言われています。
実際、成田からのフライトでアトランタへ着陸する際、
ふと窓の外に目をやると、同時に着陸しようとする機体がもう1機見え、
その奥には、さらにもう1機が着陸に備え、高度を下げていました。
結局、3機は横一列にきれいに並んで、同時に着陸しました。
日本ではありえない光景にびっくりでしたが、
滑走路が5本もあることをのちに知り、それも納得。
いきなりそのスケールの大きさを見せつけられました。
成田線は、国際線ターミナルEに到着します。
ゲートを出て、道なりに進むと、まずは入国審査です。
米国への旅行者は、電子渡航認証システム・ESTAでの
事前の渡航認証の取得が義務化されました。
渡航認証許可の画面を印刷して、忘れずに持参しましょう。
入国審査を通過したら、階下の広々としたバゲージクレームに降り、
成田で預けた手荷物を一旦受け取ります。
税関を抜けた通路の先は、二手に別れていますので、
アトランタが最終目的地の方は左へ、乗り継ぎの方は右へ進みます。
右手は再び荷物を預けるリチェックカウンターになっていますので、係員に荷物を預けます。
その先のセキュリティチェックを抜けると、モニターが並んだエリアに出ますので、
ずらりと並んだモニターから自分が乗り継ぐ便を探し出し、表示されたゲートへ移動しましょう。
モニターは10枚以上並んでいますが、各フライトは、目的地別に
アルファベット順に表示されていますので、見つけるのは比較的容易です。
ゲートへの移動は、ターミナル間を巡回するトレインで。
ターミナルEからだと、E ⇒ D ⇒ C ⇒ B ⇒ A ⇒ T と進みます。
あとは出発までカフェでくつろいだり、思い思いの時間をお過ごしいただけます。
アトランタ空港での乗り継ぎに関しては以上ですが、米国内での国内線の搭乗や、
復路の成田へのフライトの搭乗の際は、キオスク(自動チェックイン機)が便利です。
その場で搭乗券が発行され、あとはカウンターに荷物を預けるだけ。
なお、国際線の場合は、パスポートリーダーにパスポートを通す必要がありますので、
パスポートはあらかじめお手元にご用意ください。
以上、簡単ですが、デルタ航空のサービスについて、
ご紹介させていただきました。
現在デルタ航空では、ノースウエスト航空との統合作業が進行中で、
ノースウエスト航空運航路線も、順次デルタ航空のデザインで塗装された
飛行機に切り替わっています。
ノースウエスト航空でハワイへ行くのに、ゲートへ行ってみたら
デルタ航空の飛行機だった、と驚かれるお客様も多いようですね。
6月からは、ニューヨーク、および、ソルトレイクシティへの直行便を新たに開設し、
そのネットワークがますます便利になります。
また、最新機材では、ビジネスエリートのリニューアルも進行中。
現在、2-2-2のシート配列が、最新のボーイング777-200LR機では1-2-1となり、
すべての座席からそのまま通路へ出られるようになります。
さらに、リクライニングは180度のフルフラット、各シート間は仕切りで区切られ、
プライバシーが高度に保たれた設計です。
ますます進化を続けるデルタ航空に、今後も大いに期待したいですね!
* * * * * * * * * *
冒頭、大リーグの話題からスタートした旅行記ですが、最後にもうひとつ野球の話題を。。
デルタ航空は、今年からニューヨーク・ヤンキースのオフィシャルエアラインとなっています。
新しいヤンキースタジアムでは「デルタ スカイ360スイート」と呼ばれる特別席があるほか、
レフト方向のスコアボード広告など、球場内いたるところで、デルタ航空のロゴが見られます。
なお、デルタ航空は、ニューヨーク・メッツのオフィシャルエアラインでもあり、
ニューヨークに本拠を置く2球団をサポートしています。
野球ファンの方はそんなところにも着目して、大リーグ観戦をされてみてはいかがでしょうか?
朝の通勤電車でもマスク姿の人がだいぶ増えてきましたね。
このまま感染が広がると経済活動への影響が心配ですが、
今のところ症状は季節性のインフルエンザと大差ないとのことですので、
予防策をしっかりとって、必要以上に恐れずに向き合いたいですね!
さて、今回は、先週までお届けしたアメリカ南東部の旅で利用した航空会社、
デルタ航空の搭乗記をご紹介します。
ビジネスクラスのシートや機内食、アトランタ空港での乗り継ぎなど、
写真もまじえてお届けしておりますので、今後のご旅行の参考にどうぞご覧下さい♪
* * * * * * * * * *
今春、アメリカ・大リーグに挑戦するため、キャンプ地へと旅立った
オリオールズの上原浩治投手と、ブレーブスの川上憲伸投手。
2人が成田空港発の同じ航空機でアメリカへ向かう様子を
ニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
では、その同じ航空機が、デルタ航空のアトランタ行きであったことはご存知でしたでしょうか?
「なぜデルタ航空が選ばれたのか?」
その答えは、1つには、キャンプ地・フロリダへのアクセスの良さ、
そしてもう1つは、世界のエリートビジネスマンから高い評価を受けるビジネスクラス、
「ビジネスエリート」の存在が挙げられると思われます。
アメリカ南部における政治・経済・文化の中心地、アトランタに拠点を置くデルタ航空は、
もともとアメリカ南部へのネットワークが非常に充実している航空会社です。
上原投手が向かったフォートローダーデールや、
川上投手が向かったオーランドはもちろん、
フロリダ州の他の都市やアメリカ南部および東部諸州へのアクセスに優れています。
また、アトランタのほか、ニューヨークにも多くの路線を持つため、
アメリカ南東部に、ニューヨークを加えた周遊もお手のもの。
先週までご紹介した「アメリカ南東部の旅」では、
東京 ⇒ アトランタ ⇒ ジャクソンビル(フロリダ州)
チャールストン(サウスカロライナ州)⇒ ニューヨーク
ニューヨーク ⇒ アトランタ ⇒ 東京
の計5区間を利用し、デルタ航空の誇るネットワークを実感することができました。
デルタ航空は、北米内の路線以外にも、ヨーロッパや中東、アフリカ、中南米へと、
世界のあらゆる方面へネットワークを広げていますが、
日本からだと、中南米・カリブ海方面へのフライトが特に利用価値大。
ラテンアメリカの就航都市は、50都市以上にのぼり、
たとえば、アマゾンの交通の要衝、マナウスへもアトランタから直行便が就航。
東京を午後に出発して、なんと同日中に現地に到着することが可能です!
その他、ペルーのリマへは同日、サンパウロ、ブエノスアイレス、サンチアゴなどへも
翌朝には到着するというアクセスの良さを誇ります。
そのため、東京-アトランタ線は、日系ブラジル人の方の利用も多く、
機内では、日本語、英語に加え、ポルトガル語のアナウンスも聞かれます。
さて、今回の旅行では、プロ野球の一流選手も利用したビジネスクラスを、
幸運にも体験する機会に恵まれましたので、そのサービスにも触れておきたいと思います。
デルタ航空のビジネスクラス「ビジネスエリート」は、
最大160度とほぼ水平になる広々としたシートに、シックな茶系で統一されたアメニティキットと
ブランケット、そして、真ん中の席がなく、すべての座席が窓側か通路側となるシート配列で、
気兼ねなくくつろぐことが可能です。
また、ビジネスクラスと言えば、食事も気になりますが、
人気シェフ、ミシェル・バーンシュタイン氏が手がける牛フィレ肉のグリルなど、
まさに目移りするようなラインナップ♪
今回は、チキンをチョイスしましたが、こちらもボリュームがあり、
飛行機の中でこんなに本格的な食事ができるとは、正直驚きでした。
さらに、食事の間に楽しむことができるちょっとしたメニューも気の利いたセレクトで、
洋食にちょっと疲れた胃袋に、ひんやりしてコシのあるうどんがとても美味しく感じられました。
もちろん、機内で仕事をしようというビジネスマンにも必要な設備がそろっており、
感じのいいサービスと快適な空間で、ビジネスにもレジャーにもおすすめです。
一方、エコノミークラスはというと、こちらも高級感あるブルーのレザーシートで、
長時間のフライトでもそれほど疲れは感じませんでした。
また、機内食もまずまずのお味で、お蕎麦がついているのが、日本人にはうれしく、
食欲をそそられます。
では、最後にアトランタ空港での乗り継ぎについてご紹介します。
アトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港は、広大な面積を誇り、
世界一忙しい空港のひとつと言われています。
実際、成田からのフライトでアトランタへ着陸する際、
ふと窓の外に目をやると、同時に着陸しようとする機体がもう1機見え、
その奥には、さらにもう1機が着陸に備え、高度を下げていました。
結局、3機は横一列にきれいに並んで、同時に着陸しました。
日本ではありえない光景にびっくりでしたが、
滑走路が5本もあることをのちに知り、それも納得。
いきなりそのスケールの大きさを見せつけられました。
成田線は、国際線ターミナルEに到着します。
ゲートを出て、道なりに進むと、まずは入国審査です。
米国への旅行者は、電子渡航認証システム・ESTAでの
事前の渡航認証の取得が義務化されました。
渡航認証許可の画面を印刷して、忘れずに持参しましょう。
入国審査を通過したら、階下の広々としたバゲージクレームに降り、
成田で預けた手荷物を一旦受け取ります。
税関を抜けた通路の先は、二手に別れていますので、
アトランタが最終目的地の方は左へ、乗り継ぎの方は右へ進みます。
右手は再び荷物を預けるリチェックカウンターになっていますので、係員に荷物を預けます。
その先のセキュリティチェックを抜けると、モニターが並んだエリアに出ますので、
ずらりと並んだモニターから自分が乗り継ぐ便を探し出し、表示されたゲートへ移動しましょう。
モニターは10枚以上並んでいますが、各フライトは、目的地別に
アルファベット順に表示されていますので、見つけるのは比較的容易です。
ゲートへの移動は、ターミナル間を巡回するトレインで。
ターミナルEからだと、E ⇒ D ⇒ C ⇒ B ⇒ A ⇒ T と進みます。
あとは出発までカフェでくつろいだり、思い思いの時間をお過ごしいただけます。
アトランタ空港での乗り継ぎに関しては以上ですが、米国内での国内線の搭乗や、
復路の成田へのフライトの搭乗の際は、キオスク(自動チェックイン機)が便利です。
その場で搭乗券が発行され、あとはカウンターに荷物を預けるだけ。
なお、国際線の場合は、パスポートリーダーにパスポートを通す必要がありますので、
パスポートはあらかじめお手元にご用意ください。
以上、簡単ですが、デルタ航空のサービスについて、
ご紹介させていただきました。
現在デルタ航空では、ノースウエスト航空との統合作業が進行中で、
ノースウエスト航空運航路線も、順次デルタ航空のデザインで塗装された
飛行機に切り替わっています。
ノースウエスト航空でハワイへ行くのに、ゲートへ行ってみたら
デルタ航空の飛行機だった、と驚かれるお客様も多いようですね。
6月からは、ニューヨーク、および、ソルトレイクシティへの直行便を新たに開設し、
そのネットワークがますます便利になります。
また、最新機材では、ビジネスエリートのリニューアルも進行中。
現在、2-2-2のシート配列が、最新のボーイング777-200LR機では1-2-1となり、
すべての座席からそのまま通路へ出られるようになります。
さらに、リクライニングは180度のフルフラット、各シート間は仕切りで区切られ、
プライバシーが高度に保たれた設計です。
ますます進化を続けるデルタ航空に、今後も大いに期待したいですね!
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冒頭、大リーグの話題からスタートした旅行記ですが、最後にもうひとつ野球の話題を。。
デルタ航空は、今年からニューヨーク・ヤンキースのオフィシャルエアラインとなっています。
新しいヤンキースタジアムでは「デルタ スカイ360スイート」と呼ばれる特別席があるほか、
レフト方向のスコアボード広告など、球場内いたるところで、デルタ航空のロゴが見られます。
なお、デルタ航空は、ニューヨーク・メッツのオフィシャルエアラインでもあり、
ニューヨークに本拠を置く2球団をサポートしています。
野球ファンの方はそんなところにも着目して、大リーグ観戦をされてみてはいかがでしょうか?
by W_A_S | 2009-05-22 14:56 | 海外旅行