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4カ国10都市 6泊8日のヨーロッパよくばり旅(5) ~ スペイン・アンダルシア地方(コルドバ)~

今回は、ヨーロッパ周遊旅行記の第5回目をお届けします。

4カ国10都市という大周遊も、最後の訪問国に到達し、
いよいよ佳境に入ってきたようですね。

前回お届けしたクロアチアでは、この旅行での訪問都市のうち唯一、
2連泊したということでしたので、ゆっくり休んだのかと思いきや、
ドブロブニク2泊目の朝は、またもやハードなスタートだったようです。。

それでは、さっそくどうぞ♪


  *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


おはようございます。

現在時刻は朝4:30
早い。。。

6:30発のフライトに乗るため、国際線搭乗時の基本通り、出発の2時間前に
ドブロブニクの空港に着いたのですが、航空会社の関係者が見当たらず、
チェックインができずに立ち往生です。

「こっちの人は日本人に比べて時間にルーズなところがあると言われるから
少し待ってみるか」と自分に言い聞かせること約40分。
やっとスタッフが来始めてチェックインすることができました。

ドブロブニクから次の都市、マドリードへの直行便はないので
クロアチア航空ルフトハンザドイツ航空を乗り継いで向かいます。

航空会社が定める最低乗り継ぎ必要時間は45分ですが、
乗り継ぎ予定時間は40分

チケット購入時は「5分くらい走れば大丈夫!」と意気込んでいたのですが、
手荷物検査が厳しくなり、時間がかかることなどを考慮していなかったので
今更心配になってきました。

結局、乗り遅れはしなかったものの、
早く搭乗口へ来い的な空港アナウンスを流されてしまいました(恥)

その他は順調で予定通り11:55、スペイン・マドリードに到着です。
次の目的地コルトバに向かうため、鉄道駅であるアトーチャ駅を目指します。

地下鉄でも移動できますが、乗り換えが多く大変だったことと
スペインはヨーロッパの中では治安が悪いということもあるので今回はタクシーで移動です。

学生時代、第2外国語はスペイン語をとっていたものの、
あいさつくらいしか覚えていないので、ドライバーさんに何を話しかけられても全くわからず、、、

Jo no habro espanol (ジョ ノ アブロ エスパニョール) ※訳:私はスペイン語が話せません
とだけ伝えて諦めてもらいました。

それでもドライバーさんは私に何か話しかけているのですが、
無視していたら急に住宅街の中でタクシーを停めたのです!

「やばい、強盗?」思わず身構えます。
するとちょっとしてドライバーさんの友達(?)が乗ってくる始末
ますます怖くなって心臓もバクバクいっています。

友達らしき人が私に自己紹介すると、そのあとは2人で話しているだけで
何事もなくアトーチャ駅に送ってもらえたのですが、、、

自由すぎません?
お客を乗せてる最中で友達乗せるなんて。
なにより治安が悪いと言われる国だけに、必要以上にびびってしまいました(泣)

なにはともあれ、30分せずにアトーチャ駅に到着です。

『アトーチャ駅構内』
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14:00発、高速列車AVE(日本でいうと新幹線ですかね?)に乗り、コルドバを目指します!

『高速列車 AVE』
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荒涼とした大地に広がるオリーブの林の中、列車に揺られて約2時間の旅。
イスラム文化の残る、コルドバに到着です。

列車を降りるとまず、暑い
さすが夏のスペイン南部。
現在の気温40℃(><)

そりゃ暑いわけですよ。
体温超えてるじゃないですか。。。

暑すぎるせいか街中を歩いている人が見当たらないので
コルドバの見所、メスキータ(モスク)まではタクシーで移動します。

『メスキータ到着』
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メスキータは、後ウマイヤ朝を開いたアブデ・ラーマン1世がコルドバの地に
新首都にふさわしい建築物を造ろうと、785年に建設が始められました。
コルトバの発展と歩調を合わせるように848年、961年、987年と
3回にわたって拡張され、現在の大きさに至ります。

その時代ごとに君主の力を色濃く残したため、カトリックイスラムが混在する
建物になっています。ほの暗い中に赤と白に塗り分けられたアーチが広がる様子は
異世界に迷いこんでしまったかのようです。

『メスキータ内部』
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メスキータをでると、その北側にはユダヤ人街が広がります。
白壁の家並みが続いており、ちょっとした迷路をさまよう気分でブラブラするのも楽しいですよ。

『ユダヤ人街』
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グアダルキビール川にかかるローマ橋ラ・カラオーラ(14世紀に作られた要塞で、
今は博物館として利用されています)にも足を運んだ後、駅に戻ります。

駅に着いたのは、18:00を過ぎている時間なのですが、気温はまだ38℃
ちょっとぐったりです。。。

スペインではシエスタといって14:00-16:00くらいを昼休みとして
お店なども閉めて昼休みをとる習慣が今でも残っています。
今までは、「なんて贅沢な!」と思っていましたが、
これだけ暑ければ昼休みも取りたくなるなと納得しました。
暑すぎて、1日もちませんもん(><)

19:09コルドバ発の列車に乗り、グラナダには21:41到着です。

ホテルまでのタクシーでまたまたプチハプニングです。
ドライバーさんにホテルの予約確認書を見せて、ホテル名も住所も知らせたのに、
「ホテルはこの辺だからあとは歩いて行って」と言われ、ホテル到着前に車から降りるはめに。

いやいやいや、英語はわかるけど道はわからないんかい!!

まだレストランもたくさん開いていますし、明るく人通りもあるので、
人に聞いてすぐにホテルに辿り着きましたが、本当にびっくりです。

『こんなところで降ろされました。。。』
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ホテルの窓から通りを眺めると、みんな楽しそうに飲んでるじゃありませんか♪

『通りを眺めて』
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グラナダの目的のひとつでもあるシェリー酒を飲みに夜の街へ繰り出します。

シェリー酒とは、スペイン南部のアンダルシア地方産の
強化(ブランデーの補添)ワインのことを言います。
「シェリー」の名を使用できる産地は限定されており、
アンダルシア地方はガディス県内の町・ヘレス周辺の三角地帯を中心とした
地方で作られた強化ワインのみにその名がつけられるのです。

アルコール度数は16-18度で、淡い黄色のものから
濃い黄金色のものまであります。
アルコールの発酵過程で、アルコール度が11~12度になった
白ワインの表面にはフロールと呼ばれる白カビ状の酵母が発生し、
これがシェリー酒特有の香味をもたらしてくれます。

地元の人で賑わうバルに入って、
シェリー酒とタパス(おつまみ)を楽しみたいところですが、
バルのあまりの賑わい具合に一人で入る気がおこらず、
普通のレストラン(こちらもだいぶ賑わってました)で飲むことにします。

『シェリー酒』
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やっぱりスペインといえばバルです!!

BARと書いて、スペイン語で「バル」と読みます。
バルは、居酒屋でもありレストランでもありカフェでありというように
様々な表情をみせるそんな店舗です。

タパスは簡単にいえばおつまみ。
小皿で少しづつでてくるのが主流なので一度にいろいろな味を楽しむことができます。
お店によっては「1ドリンク+1タパス」とセットになっていることも♪

次回はバルでシェリー酒もタパスも楽しむぞ~!!


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往路の機内や、チェコのプラハでもお酒を堪能していましたが、
コルドバのシェリー酒を前に、再びテンションが上がったようですね・・(汗)
シェリー酒に関するくだりもなにやら本格的です。

「スペインといえばバル!」と言い切っていますが、
スペインといえばパラドールも有名ですよね。

パラドールは、古城や貴族のお屋敷、歴史ある修道院などを改装した
国営の宿泊施設で、コルドバ、グラナダにももちろんあります。

コルドバのパラドールは、街を見下ろす小高い丘の上にあり、
そして、有名なグラナダのパラドールは、アルハンブラ宮殿の敷地内という
贅沢なロケーションが魅力です。

次回は、いよいよ最終回??
「1人バル」には挑戦できたのでしょうか・・?

by W_A_S | 2009-10-28 23:42 | 海外旅行  

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